Updated on 2024/10/29

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Ohara Akihiro
 
Organization
Research Field in Medicine and Health Sciences, Medical and Dental Sciences Area Graduate School of Medical and Dental Sciences Advanced Therapeutics Course Sensory Organology Assistant Professor
Title
Assistant Professor
 

Papers

  • Omura Go, Honma Yoshitaka, Matsumoto Yoshifumi, Shinozaki Takeshi, Itoyama Mai, Eguchi Kohtaro, Sakai Toshihiko, Yokoyama Kazuki, Watanabe Takane, Ohara Akihiro, Kato Ken, Yoshimoto Seiichi .  セツキシマブサロタロカンナトリウムを用いた経鼻光免疫療法 鼻咽頭扁平上皮癌の局所再発のアウトカム(Transnasal photoimmunotherapy with cetuximab sarotalocan sodium: Outcomes on the local recurrence of nasopharyngeal squamous cell carcinoma) .  Auris・Nasus・Larynx50 ( 4 ) 641 - 645   2023.8セツキシマブサロタロカンナトリウムを用いた経鼻光免疫療法 鼻咽頭扁平上皮癌の局所再発のアウトカム(Transnasal photoimmunotherapy with cetuximab sarotalocan sodium: Outcomes on the local recurrence of nasopharyngeal squamous cell carcinoma)

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    Language:English   Publisher:(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会  

    症例は77歳男性。EBウイルス小分子RNA陽性T2N2M0ステージIII鼻咽頭扁平上皮癌(NPSCC)と診断され、根治的化学放射線療法(CRT)が開始された。CRT後の画像診断では完全寛解と判定されたが、14ヵ月後の内視鏡検査で潰瘍を伴う表在性局所再発が検出された。組織病理学的検査ではNPSCCの再燃であり、造影CTで鼻咽頭後壁に13×11mm大の病変を認め、PET-MRIでは病変部にFDG集積がみられ、リンパ節転移や遠隔転移はなかった。患者からmaxillary swingアプローチを介した鼻咽頭切除の同意が得られなかったため、光免疫療法(PIT)を行うこととした。セツキシマブサロタロカンナトリウム640mg/m2を静注投与し、グレード2のインフュージョンリアクションに対してデキサメタゾンとクロルフェニラミンを投与、その後、120ルクスの照明器具を備えた暗室管理とした。さらに光力学療法半導体レーザーを用いたレーザー照射を行い、エピネフリン含浸ガーゼを鼻腔に留置し、Hardy鼻腔用二弁鏡を下鼻甲介と鼻中隔の間に挿入した。PIT施行後7日目に退院となり、4週以上の皮膚および眼部への日光曝露回避を指導した。4週後には病変の完全消退を認め、7ヵ月後、遅発性有害事象や再発なく生存中である。

  • Kadono Toru, Yamamoto Shun, Hirose Toshiharu, Ikeda Go, Ohara Akihiro, Itoyama Mai, Yokoyama Kazuki, Honma Yoshitaka, Hashimoto Taiki, Sekine Shigeki, Ishiyama Koshiro, Oguma Junya, Daiko Hiroyuki, Kato Ken .  切除可能食道扁平上皮癌患者でシスプラチンには不適格である症例に対する術前FOLFOX治療の安全性と短期有効性(Safety and short-term efficacy of preoperative FOLFOX therapy in patients with resectable esophageal squamous cell carcinoma who are ineligible for cisplatin) .  Esophagus20 ( 1 ) 109 - 115   2023.1切除可能食道扁平上皮癌患者でシスプラチンには不適格である症例に対する術前FOLFOX治療の安全性と短期有効性(Safety and short-term efficacy of preoperative FOLFOX therapy in patients with resectable esophageal squamous cell carcinoma who are ineligible for cisplatin)

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    Language:English   Publisher:シュプリンガー・ジャパン(株)  

    切除可能局所進行食道扁平上皮癌患者のうち、高齢および腎・心の機能障害が理由となってシスプラチン(CDDP)を含む術前治療には不適格とされる症例に対し、術前にFOLFOX(オキサリプラチン、ロイコボリン、5-フルオロウラシル)治療を実施することの安全性と短期有効性を評価した。75歳以上または腎か心の機能障害がみられた上記の癌患者で、2019~2021年に当施設で術前FOLFOX治療を行った35名(男性25名、年齢65~89歳)を後方視的に解析した。本集団のうち75歳以上の高齢者は69%を占め、腎機能障害は74%に、心機能障害は17%にみられていた。5-フルオロウラシルの相対用量強度(RDI)はボーラス投与で70.2%、持続静注投与で87.1%であり、オキサリプラチンのRDIは85.2%であった。グレード3以上の有害事象で最も多かったものは好中球減少(60%)と白血球減少(29%)であった。また発熱性好中球減少症とグレード3の肺炎が2名(6%)ずつで発生した。31名では手術が実施され、R0切除達成率は87%、組織学的に遺残腫瘍の証拠が示されなかった率は16%となった。治療関連死は発生しなかった。冒頭に述べた症例への術前FOLFOXは管理可能な安全性プロファイルを示し、短期有効性は良好であることが明らかになった。

  • Ohara Akihiro, Yasuhiro Miyamoto, Mochizuki Fumihiro, Shinohe Tatsuya, Sasano Yoshiyuki, Suzuki Kaori, Mikami Koshi, Koizuka Izumi .  浮動性めまいを呈する高齢患者において杖の使用および前庭リハビリテーションが歩行機能に与える効果(Effects of using cane and vestibular rehabilitation on the walking function in elderly patients with dizziness) .  Auris・Nasus・Larynx48 ( 4 ) 571 - 576   2021.8浮動性めまいを呈する高齢患者において杖の使用および前庭リハビリテーションが歩行機能に与える効果(Effects of using cane and vestibular rehabilitation on the walking function in elderly patients with dizziness)

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    Language:English   Publisher:(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会  

    平衡障害がみられる65歳以上の患者を対象に、前庭リハビリテーション(VR)と杖の使用が歩行機能と平衡機能を改善する効果を調査した。2018年7月からの4ヵ月間に浮動性めまいの症状がみられ当科を受診した65歳以上の患者21名(女性14名、年齢65~92歳)を組み入れた。組み入れ基準としては、めまいが3ヵ月間以上みられており、かつ、めまいの問診票(Dizziness Handicap Inventory日本語版)のスコアが26以上であることとした。VR(X1パラダイムとBrandt-Daroff法、自宅で1日2回)を2ヵ月間施行してもらい、その期間の前後で歩行機能を定量評価した。VR施行前の評価では、杖を使用しても歩幅または歩行速度に差は生じなかった。VR後には杖使用によって歩幅が50.5cmから52.0cmへと有意に広がったが(p=0.039)、歩行速度は変化しなかった。杖を使用する条件でVR前後を比較した場合、歩幅は49.9cmから52.0cmへと有意に広がり、歩行速度も90.5cm/sから96.1cm/sへと有意に速くなった(いずれもp=0.005)。こうした結果からVRと杖使用は歩行機能を改善するよう相乗的に作用すると考えられた。

  • 山田 善宥, 宮本 康裕, 笹野 恭之, 大原 章裕, 川島 孝介, 齋藤 善光, 肥塚 泉 .  水痘・帯状疱疹ウイルス再活性化が原因と考えられた両側声帯麻痺例 .  耳鼻咽喉科臨床114 ( 6 ) 437 - 441   2021.6水痘・帯状疱疹ウイルス再活性化が原因と考えられた両側声帯麻痺例

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    Language:Japanese   Publisher:耳鼻咽喉科臨床学会  

    症例は83歳女性で、頭痛、咽頭痛、呼吸困難を主訴とした。咽喉頭内視鏡検査で左披裂部に発赤・腫脹・粘膜疹、喉頭蓋左側に粘膜疹、左梨状陥凹に唾液貯留を認め、声帯は両側とも副正中位に固定していたが、気道は確保されていた。白血球数上昇を認め急性咽喉頭炎に伴う喉頭浮腫と診断し、ピペラシリン/タゾバクタムで治療を開始し、ステロイド漸減療法も併用した。第5病日にウイルス抗体価検査にて血清水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)IgG≧128倍、血清VZV IgM 5.68倍が判明し、VZV再活性化に伴う両側声帯麻痺の診断でアシクロビル点滴投与を開始した。髄液中細胞数の増加を認め、無菌性髄膜炎の可能性も否定できなかった。第20病日に嚥下造影検査にて早期咽頭流入を認め、前咽頭期型の誤嚥と考え胃瘻を造設した。声帯麻痺と嚥下障害は改善傾向で第50病日に退院し、第120病日に右声帯が、第140病日に左声帯がほぼ正常まで改善した。胃瘻は第122病日に閉鎖した。

  • Kasugai Shigeru, Miyamoto Yasuhiro, Fukusawa Masahiko, Mikami Koshi, Saito Yoshimitsu, Akashi Aibi, Mochizuki Fumihiro, Kamikawa Fumiaki, Onose Yoshihide, Ohara Akihiro, Tamura Yuki, Iwatake Sakurako, Koizuka Izumi .  気管切開患者における気管孔閉鎖および転帰(Tracheal Stoma Closure and Outcomes in Tracheotomy Patients) .  Journal of St. Marianna University12 ( 1 ) 9 - 14   2021.6気管切開患者における気管孔閉鎖および転帰(Tracheal Stoma Closure and Outcomes in Tracheotomy Patients)

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    Language:English   Publisher:聖マリアンナ医科大学医学会  

    気管切開を実施した患者の転帰と気管孔閉鎖を調査した。2010年4月~2015年5月に気管切開を施行された患者204例(男性120例、女性84例、平均64.7歳)を対象とした。患者を原疾患により6つのカテゴリーに分類し、頭頸部疾患は79例、脳神経疾患は45例、心血管疾患は22例、消化器疾患は19例、呼吸器疾患は15例、他の疾患は24例であった。気道切開実施後の転帰は、退院81例(39.7%)、転院89例(43.6%)、死亡34例(16.7%)であった。頭頸部疾患患者は退院時の孔閉鎖の割合が最も高かった。孔閉鎖までの期間の中央値は頭頸部疾患患者が非頭頸部疾患患者よりも有意に短かった。一方、脳神経疾患患者はリハビリテーション病院への転院時に気管孔開口の割合が最も高かった。死亡率は心血管疾患(50.0%、22例中11例)、消化器疾患(36.8%、19例中7例)、呼吸器疾患(26.7%、15例中4例)の気管切開患者で高かった。

  • 晝間 清, 大原 章裕, 肥塚 泉 .  突発性難聴に伴った持続性方向交代性頭位眼振例 .  耳鼻咽喉科臨床114 ( 2 ) 97 - 102   2021.2突発性難聴に伴った持続性方向交代性頭位眼振例

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    Language:Japanese   Publisher:耳鼻咽喉科臨床学会  

    症例は52歳男性で、右難聴、めまいを主訴とした。飲酒して就寝した翌日に主訴を認め、右突発性難聴の診断で紹介受診し、純音聴力検査では右高度感音難聴を呈した。眼振所見では仰臥位から頭を25°回転した位置に眼振停止点を持つ持続性方向交代性向地性眼振を認め、患側が右のlight cupulaと考えられた。その後、右難聴は緩やかに改善したが、眼振所見はlight cupulaの状態から麻痺性眼振と思われる左向き定方向性眼振を経て、最終的にクプラ結石症と考えられる持続性方向交代性背地性眼振に変化したため、体軸を中心として回転する運動療法を行うも効果はなく、背地性眼振が持続した。これらの病態は、突発性難聴により引き起こされた難聴を伴わない迷路障害より高度な内リンパ内の恒常性の混乱によるものと推察された。

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MISC

  • がんゲノム医療 頭頸部癌、食道癌における、がんゲノム医療

    大原 章裕, 本間 義崇, 加藤 健

    日本気管食道科学会会報   73 ( 2 )   92 - 94   2022.4

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    Language:Japanese   Publisher:(NPO)日本気管食道科学会  

Presentations

  • 伊藤 友祐, 望月 文博, 堀江 怜央, 笹野 恭之, 大原 章裕, 三上 公志, 小森 学, 宮本 康弘, 肥塚 泉   当院におけるめまい疾患患者の臨床傾向  

    日本耳鼻咽喉科学会会報  2021.4  (一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

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    Language:Japanese  

  • 山田 善宥, 宮本 康裕, 笹野 恭之, 大原 章裕, 川島 孝介, 望月 文博, 鈴木 香, 藤田 聡子, 齋藤 善光, 谷口 雄一郎, 肥塚 泉   水痘帯状疱疹ウィルス感染が原因と考えられた両側声帯麻痺の一例  

    神奈川医学会雑誌  2021.7  (公社)神奈川県医師会

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    Language:Japanese  

  • 白石 和寛, 山本 駿, 伊賀上 翔太, 小倉 望, 善浪 佑理, 大原 章裕, 伊東山 舞, 横山 和樹, 本間 義崇, 柏原 大朗, 栗田 大資, 石山 廣志朗, 小熊 潤也, 大幸 博幸, 加藤 健   消化管癌の最新の免疫治療の現状と課題 切除不能食道扁平上皮癌に対するニボルマブ+イピリムマブの安全性と短期的有効性  

    日本消化管学会雑誌  2024.1  (一社)日本消化管学会

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    Language:Japanese  

  • 山本 駿, 小山 隆文, 廣瀬 俊晴, 大原 章裕, 伊東山 舞, 横山 和樹, 本間 義崇, 加藤 健   食道癌ゲノム診断と治療の現状 食道扁平上皮癌に対する包括的ゲノムプロファイリングの現状(Current status of comprehensive genome profiling for esophageal squamous cell carcinoma)  

    日本食道学会学術集会プログラム・抄録集  2022.9  (NPO)日本食道学会

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    Language:English  

  • 廣瀬 俊晴, 山本 駿, 大原 章裕, 伊東山 舞, 横山 和樹, 本間 義崇, 石山 廣志朗, 小熊 潤也, 大幸 宏幸, 加藤 健   cStage II/IIIA食道癌:DCF NAC後の術後補助療法とその適応 局所進行食道扁平上皮癌に対する術前DCF療法後術後ニボルマブ療法の短期的安全性  

    日本食道学会学術集会プログラム・抄録集  2023.6  (NPO)日本食道学会

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    Language:Japanese  

  • 伊東山 舞, 大原 章裕, 横山 和樹, 山本 駿, 江口 紘太郎, 坂井 梓, 松本 吉史, 坂井 利彦, 小村 豪, 吉本 世一, 加藤 健, 本間 義崇   局所進行聴器扁平上皮癌に対する導入化学療法+根治的化学放射線療法の治療成績  

    日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報  2023.4  (一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

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    Language:Japanese  

  • 善浪 佑理, 山本 駿, 大原 章裕, 伊東山 舞, 横山 和樹, 本間 義崇, 石山 廣志朗, 小熊 潤也, 大幸 宏幸, 加藤 健   切除可能な局所進行食道扁平上皮癌に対する術前FLOT療法の安全性と短期的な有効性  

    日本食道学会学術集会プログラム・抄録集  2023.6  (NPO)日本食道学会

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    Language:Japanese  

  • 櫻町 円香, 柏原 大朗, 大原 章裕, 伊東山 舞, 横山 和樹, 本間 義崇, 小村 豪, 吉本 世一, 井垣 浩   p16陽性中咽頭癌の根治的化学放射線治療の短期治療成績 FDG-PETを用いた線量低減の試み  

    頭頸部癌  2023.5  (一社)日本頭頸部癌学会

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    Language:Japanese  

  • 角埜 徹, 山本 駿, 大原 章裕, 伊東山 舞, 横山 和樹, 本間 義崇, 石山 廣志朗, 小熊 潤也, 大幸 宏幸, 加藤 健   シスプラチン不適な切除可能食道扁平上皮癌患者に対する術前FOLFOX療法の安全性と有効性  

    日本食道学会学術集会プログラム・抄録集  2022.9  (NPO)日本食道学会

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    Language:English  

  • 伊東山 舞, 大原 章裕, 白石 和寛, 横山 和樹, 山本 駿, 加藤 健, 渡邉 嶺, 坂井 利彦, 小村 豪, 吉本 世一, 久保 優子, 楠本 昌彦, 本間 義崇   免疫関連有害事象として気管気管支軟骨炎を発症した頭頸部癌2症例の報告  

    日本気管食道科学会会報  2024.4  (NPO)日本気管食道科学会

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    Language:Japanese  

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