2024/10/21 更新

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マツモト カズキ
松本 一記
MATSUMOTO Kazuki
所属
医歯学域附属病院 附属病院 診療施設 臨床心理室 講師
職名
講師
連絡先
メールアドレス
プロフィール
認知行動療法(CBT)や遠隔介入を専門とする臨床心理学者/応用科学者として、さまざまな心の健康課題を克服するために専門的な知識と心理社会的な支援法を提供しています。最近は、より複雑な心の健康上の危機についての予防や早期介入に焦点を当てており、複雑性PTSDや解離の匿名化された精神療法の開発、閾値下の社交不安症(視線恐怖を含む)、ADHDの中核症状に対する心理社会的支援などに注力しています。また精神療法の費用対効果分析や最適化プロトコルの同定にも取り組んでおり、さまざまなメタアナリシスによるエビデンス統合や医療経済学的評価研究でも研究論文を提出しています。これらの活動を通じて、心理的および社会経済的側面の両方を考慮した包括的な解決策を提供することを目指しています。臨床家としては、共感とエビデンスに基づく実践を組み合わせて、個々の方々が人生の複雑さを乗り越え、意義ある変化を達成できるよう支援しています。さまざまな分野の国内外の仲間たちと共に、誰もが、より良い健康を維持し、かつ充実した生活が送れる社会を構築することを目指しています。臨床心理士/公認心理師として、鹿児島大学病院でも心理社会的な支援を提供しています。鹿児島県は、有人離島面積が日本一です。そのため、高度専門治療を提供できる機関から遠く離れたところにお住まいの方もたくさんおられます。このような医療格差を無くすためにも、ICTを活用した精神療法システムを確立して、地域のメンタルヘルスを支えていけるように研究も行っています。
外部リンク

学位

  • 小児発達学博士 ( 2019年3月   大阪大学 )

  • 教育学修士 ( 2014年3月   鳴門教育大学 )

研究キーワード

  • 認知行動療法

  • 強迫症(強迫性障害)

  • 社交不安症(社交不安障害)

  • 摂食障害

  • インターネット認知行動療法

  • 注意欠如・多動症(ADHD)

研究分野

  • ライフサイエンス / 衛生学、公衆衛生学分野:実験系を含まない  / 衛生学・公衆衛生学

  • 人文・社会 / 臨床心理学  / 認知行動療法

  • 人文・社会 / 子ども学、保育学  / 精神疾患、発達障害

  • ライフサイエンス / 医療技術評価学  / 医療機器

  • ライフサイエンス / 医用システム  / 遠隔治療システム

学歴

  • 大阪大学   連合小児発達学研究科

    2016年4月 - 2019年3月

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    国名: 日本国

  • 鳴門教育大学   人間教育学専攻   臨床心理士養成コース

    2012年4月 - 2014年2月

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    国名: 日本国

経歴

  • 鹿児島大学   臨床心理室   講師   研究准教授

    2024年1月 - 現在

  • 鹿児島大学   医歯学域鹿児島大学病院 鹿児島大学病院   講師

    2022年4月 - 2023年12月

  • 金沢大学   国際基幹教育院   特任助教

    2021年5月 - 2022年3月

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    国名:日本国

  • 千葉大学   子どものこころの発達教育研究センター   研究員

    2018年4月 - 2021年9月

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    国名:日本国

  • 千葉大学   医学部附属病院認知行動療法センター   研究員

    2017年5月 - 2018年3月

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    国名:日本国

所属学協会

委員歴

  • Frontiers   Frontiers Editorial Board of Mood Disorders Review Editor  

    2022年8月 - 現在   

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    団体区分:学協会

  • 日本不安症学会   評議員  

    2022年1月 - 現在   

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    団体区分:学協会

取得資格

  • 公認心理師

  • 臨床心理士

 

論文

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書籍等出版物

  • 「他人の目が気になる・こわい」から抜け出す

    松本一記、吉永尚紀( 担当: 共著 ,  範囲: 第1章、第2章、第3章)

    翔泳社  2024年10月  ( ISBN:9784798185071

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    総ページ数:208   担当ページ:133   記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書

    日常に潜む「周りからの視線がこわい」という感情を手放そう! いつも視線を気にしていたり、誰かが自分のほうを見ていないかと不安に思ったりすることで日常生活に支障が出始めているのであれば、社交不安症※になる前の状態かもしれません。 本書では社交不安症と診断されていなくても、次のような不安感・恐怖心を持っている方に向けて、対処法(認知行動療法)を解説しています。 ※社交不安症(社交不安障害):他人と交流する必要のある場面や自分が注目されるような場面で、強い緊張と不安が生じることで日常生活に支障をきたしている精神疾患のこと。社交不安症の人が持つ「他人からの視線がこわい」という症状を「視線恐怖」と本書では呼ぶ。また、似た精神疾患に「対人恐怖症」がある。 ▼特に次の症状が当てはまる方におすすめの1冊です ●対人場面で 「相手を不快にさせてしまうかもしれない」と不安になる 「汗ばんでいること・顔が赤くなっていることを指摘されそう」と思う ●外出前に 「他人の視線が気になりすぎて、出先でパニックになったらどうしよう」と考えてしまう 「また人前で失敗したらどうしよう」と不安になる ●帰宅後に 「今日のあの言動はよくなかった」と1人反省会を何度もしてしまう 「誰かを不快にさせてしまったかもしれない」と自分を責めてしまう ▼本書より 視線を感じる場面で不安や恐怖を感じることは自然なことであり、むしろこうした不安や恐怖は、人が社会生活を営んでいく上で必要不可欠なことです。そのため、視線を感じる場面で不安や恐怖を「ゼロ」にすることを目指す必要はありません。「ありのままの自分」を出せているか、という視点を大事にしながら、本書で学ぶさまざまな認知行動療法の技法を活用し、上手に不安や恐怖と付き合っていきましょう。 ▼目次 第1章 なぜ他人の視線が気になる・こわいの? 第2章 「視線恐怖」※の原因を知ろう 第3章 「視線恐怖」から抜け出そう 第4章 困りごと別に克服していこう     手が震えているところを見られるのがこわい/大勢の人前で話すのがこわい     顔が赤くなるところを見られるのがこわい/場違いなことを言って注目されるのがこわい…… 第5章 「視線恐怖」が改善してきたら ▼著者 松本一記(まつもと・かずき):鹿児島大学学術研究院医歯学域鹿児島大学病院 研究准教授 吉永尚紀(よしなが・なおき):宮崎大学医学部看護学科 教授

    その他リンク: https://www.amazon.co.jp/dp/4798185078?tag=shoeishacom-22

  • Linking Neuroscience and Behavior in COVID-19 国際共著

    Sayo Hamatani, Anton Käll, Konomi Shoda, Kazuki Matsumoto( 担当: 共著 ,  範囲: Section B: Impact on behavior and psychology. Chapter 10, The psychological experiences and distress in Japan and Sweden during the COVID-19 pandemic)

    ELSEVIER, ACADEMIC PRESS  2024年6月  ( ISBN:9780323956505

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    総ページ数:10   担当ページ:5   記述言語:英語 著書種別:学術書

  • Thematic Approaches to COVID-19 国際共著

    Sayo Hamatani, Anton Käll, Konomi Shoda, Kazuki Matsumoto( 担当: 分担執筆 ,  範囲: Linking Neuroscience and Behavior in COVID-19. 10: The psychological experiences and distress of defined populations in the COVID-19 pandemic: comparisons between Sweden and Japan)

    Elsevier Inc.  2024年1月  ( ISBN:9780443188312

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    記述言語:英語 著書種別:学術書

  • HANDBOOK OF COGNITIVE BEHAVIORAL THERAPY BY DISORDER 国際共著

    Yasunori Kimura, Sayo Hamatani, Matsumoto Kazuki ( 担当: 分担執筆 ,  範囲: Chapter 27 Bipolar disorder in Japan and cognitive-behavioral therapy)

    Elsevier Inc.  2023年3月  ( ISBN:9780323857260

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    記述言語:英語 著書種別:学術書

講演・口頭発表等

  • 松本一記 .  最優優秀論文受賞記念講演 新型コロナウイルス感染症パンデミックでのパニック症の混合認知行動療法 .  第23回日本認知療法・認知行動療法学会  招待

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    開催年月日: 2023年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:広島市   国名:日本国  

  • 松本一記 .  低強度と高強度の認知行動療法について .  第23回日本認知療法・認知行動療法学会  2023年12月 

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    開催年月日: 2023年12月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:広島市   国名:日本国  

  • 松本一記 .  ADHDにおける発達段階に応じた心理社会的支援ニーズ .  第23回日本認知療法・認知行動療法学会  2023年12月 

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    開催年月日: 2023年12月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:広島市   国名:日本国  

  • Kazuki Matsumoto .  Long-term effectiveness and cost-effectiveness of guided internet-based cognitive behavioral therapy in obsessive- compulsive disorder treatment: A one-year follow-up study .  10th World Congress of Cognitive and Behavioral Therapies   2023年6月  国際会議

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    開催年月日: 2023年6月

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:ソウル   国名:大韓民国  

  • 松本一記 .  第3回日本不安症学会学術賞 受賞講演 強迫症外来患者へのインターネット認知行動療法の有効性と費用対効果 .  第15回日本不安症学会学術大会  2023年5月  招待

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    開催年月日: 2023年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:東京都   国名:日本国  

  • 松本一記 .  鹿児島大学病院神経科精神科の認知行動療法:ケースシリーズ .  第107回鹿児島精神神経学会  2022年12月 

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    開催年月日: 2022年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:鹿児島市   国名:日本国  

  • 松本一記 .  神経発達症の治療における認知行動療法 .  Kagoshima Neurodevelopmental Disorder Symposium  武田工業薬品招待

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    開催年月日: 2022年7月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:鹿児島市  

  • Kazuki Matsumoto .  ONLINE CARE FOR PATIENTS WITH MENTAL DISORDERS .  8TH EDITION OF VIRTUAL CONFERENCE ON NURSING EDUCATION & PRACTICE  2021年7月  招待 国際会議

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    開催年月日: 2021年7月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:London   国名:グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国)  

  • 松本一記 .  強迫症と不安症のインターネット遠隔認知行動療法ー日本における臨床試験の結果を踏まえてー .  第18回日本うつ病学会総会/第21回日本認知療法・認知行動療法学会  2021年7月  国際共著

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    開催年月日: 2021年7月

    記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:広島市   国名:日本国  

  • Kazuki Matsumoto .  One-Year Follow-Up of Internet-based Cognitive Behavioral Therapy Via Videoconferencing for Patients with Obsessive-Compulsive Disorder, Panic Disorder, and Social Anxiety Disorder. .  9th World Congress of Behavioural and Cognitive Therapies  2019年7月  国際会議

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    開催年月日: 2019年7月

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:Berlin   国名:ドイツ連邦共和国  

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Works(作品等)

  • 青年期の閾値下社交不安症のインターネット認知行動療法プログラム

    2023年6月

  • 強迫症のインターネット認知行動療法プログラム

    松本一記

    2020年1月
    -
    現在

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    作品分類:Web Service  

  • パニック症のインターネット認知行動療法プログラム

    松本一記

    2019年6月
    -
    現在

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    作品分類:Web Service  

  • 社交不安症のインターネット認知行動療法プログラム

    2019年6月

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    作品分類:Web Service  

受賞

  • 第9回「認知療法研究」最優秀論文賞

    2023年5月   日本認知療法・認知行動療法学会   新型コロナウイルス感染症パンデミックでのパニック症の混合認知行動療法

    松本一記, 濱谷沙世, 清水栄司, 佐藤康一

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    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞 

  • 2022年度日本不安症学会学術賞

    2023年2月   日本不安症学会   Guided internet-based cognitive behavioral therapy for obsessive-compulsive disorder: A multicenter randomized controlled trial in Japan

    松本一記 他

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    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞 

  • KADAI STARER's PITCH 2022, 最優秀演題

    2023年1月   鹿児島大学   ICTを活用した遠隔認知行動療法

    松本一記

  • 第14回日本不安症学会学術大会若手優秀演題賞

    2022年5月   日本不安症学会   通常治療と比較したガイド付きインターネット認知行動療法の有効性:多施設ランダム化比較試験

    松本一記

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    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞  受賞国:日本国

共同研究・競争的資金等の研究

  • 社交不安症のスマホ認知行動療法アプリ研究

    2022年9月 - 2023年3月

    鹿児島大学  令和4年度鹿児島大学若手研究者研究支援事業 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:994000円 ( 直接経費:994000円 )

  • ADHD児に対するセルフヘルプ遠隔認知行動療法と客観的評価法の開発

    2022年7月 - 2025年5月

    公益財団法人武田科学振興財団  2022年度医学系研究助成 

    濱谷沙世、水野賀史、松本一記

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:2000000円 ( 直接経費:2000000円 )

  • ICTを活用した遠隔での認知行動療法

    2022年7月 - 2023年3月

    国立研究開発法人 科学技術振興機構  ARKS(オール九州スタートアップエコシステムプラットフォーム) JST大学発新産業創出プログラム(START)大学・エコシステム推進型PARKS企業活動支援プログラム GAPファンド、GAP NEXT 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:6750000円 ( 直接経費:5000000円 、 間接経費:1750000円 )

  • 子どもの神経発達症・摂食障害へのセルフヘルプ遠隔認知行動療法と客観的評価法の開発

    2022年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  

    濱谷沙世、松本一記、水野賀史、小坂浩隆、平野好幸

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:17680000円 ( 直接経費:13600000円 、 間接経費:4080000円 )

  • COVID-19感染者の精神的健康状態に関する日瑞国際比較研究 国際共著

    2020年11月 - 2021年9月

    公益財団法人大和証券ヘルス財団  令和2年度 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)調査研究助成 

    濱谷沙世、松本一記、清水栄司、ゲルハルト・アンダーソン

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:1000000円 ( 直接経費:1000000円 )

  • 認知行動科学に基づく強迫症の在宅治療プログラムの開発と有効性評価:ランダム化比較試験

    2020年4月 - 現在

    公益財団法人武田科学振興財団  2020年度医学系研究助成 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2000000円 ( 直接経費:2000000円 )

  • テレビ電話・動画視聴・アプリケーションによる新たな認知行動療法の開発と臨床応用

    2018年4月 - 2021年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4420000円

  • 強迫症および不安症への遠隔認知行動療法の実用可能性の検討 国際共著

    2017年4月 - 2018年3月

    エディテージ  2017年度エディテージ研究費英文校正グラント 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:50000円 ( 直接経費:50000円 )

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担当経験のある授業科目

  • 臨床心理学

    2022年4月
    -
    現在
    機関名:鹿児島大学