2021/06/10 更新

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シノハラ ナオヒロ
篠原 直弘
SHINOHARA Naohiro
所属
医歯学域附属病院 附属病院 診療センター 整形・運動機能センター 助教
職名
助教
連絡先
メールアドレス

学位

  • 博士(医学) ( 2018年10月   鹿児島大学 )

研究キーワード

  • 骨軟部腫瘍

研究分野

  • ライフサイエンス / 腫瘍診断、治療学

経歴

  • 鹿児島大学   医歯学域医学系 医歯学総合研究科 寄附講座 骨関節医学講座   特任講師

    2020年4月 - 現在

 

論文

  • 黒島 知樹, 永野 聡, 佐々木 裕美, 篠原 直弘, 中村 優子, 谷口 昇 .  胸壁に発生した悪性筋上皮腫の1例 .  整形外科と災害外科69 ( 1 ) 23 - 25   2020年3月

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    出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会  

    筋上皮腫は,唾液腺由来の腫瘍であり整形外科で治療することは稀である.今回,胸壁に発生した悪性筋上皮腫の治療を経験したので報告する.症例:64歳女性,約10年前から左側背部の腫瘤を自覚していた.最近の1,2年間で急速に増大傾向にあったため,近医にて肉腫が疑われ当科紹介となった.MRIで皮下から広背筋下にかけて約80mm大の軟部腫瘍を認めた.深部は肋間から胸腔側に突出しており,肋間筋・壁側胸膜への浸潤が疑われた.針生検にて,円形細胞主体,免疫染色で上皮系マーカーが陽性で,肉腫の可能性が示唆されたが確定診断には至らなかった.MIB-1 indexが部分的に20%あり,画像上も浸潤傾向が疑われ,臨床的に軟部肉腫と考え広範切除を施行した.切除後の病理結果は悪性筋上皮腫であった.考察:筋上皮腫は全唾液腺腫瘍の1.5%程度であり,ほとんどが唾液腺原発である.渉猟した範囲では軟部組織原発は122例,胸壁発生は3例とさらに稀であった.(著者抄録)

  • 黒島 知樹, 永野 聡, 佐々木 裕美, 篠原 直弘, 中村 優子, 谷口 昇 .  胸壁に発生した悪性筋上皮腫の1例 .  整形外科と災害外科69 ( 1 ) 23 - 25   2020年

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    出版者・発行元:西日本整形・災害外科学会  

    <p>筋上皮腫は,唾液腺由来の腫瘍であり整形外科で治療することは稀である.今回,胸壁に発生した悪性筋上皮腫の治療を経験したので報告する.症例:64歳女性,約10年前から左側背部の腫瘤を自覚していた.最近の1,2年間で急速に増大傾向にあったため,近医にて肉腫が疑われ当科紹介となった.MRIで皮下から広背筋下にかけて約80mm大の軟部腫瘍を認めた.深部は肋間から胸腔側に突出しており,肋間筋・壁側胸膜への浸潤が疑われた.針生検にて,円形細胞主体,免疫染色で上皮系マーカーが陽性で,肉腫の可能性が示唆されたが確定診断には至らなかった.MIB-1 indexが部分的に20%あり,画像上も浸潤傾向が疑われ,臨床的に軟部肉腫と考え広範切除を施行した.切除後の病理結果は悪性筋上皮腫であった.考察:筋上皮腫は全唾液腺腫瘍の1.5%程度であり,ほとんどが唾液腺原発である.渉猟した範囲では軟部組織原発は122例,胸壁発生は3例とさらに稀であった.</p>

    DOI: 10.5035/nishiseisai.69.23

  • Yahiro Y. .  PEG10 counteracts signaling pathways of TGF-β and BMP to regulate growth, motility and invasion of SW1353 chondrosarcoma cells .  Journal of Bone and Mineral Metabolism37 ( 3 ) 441 - 454   2019年5月

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    出版者・発行元:Journal of Bone and Mineral Metabolism  

    DOI: 10.1007/s00774-018-0946-8

    Scopus

    PubMed

  • Yahiro Yuhei, Maeda Shingo, Shinohara Naohiro, Jokoji Go, Sakuma Daisuke, Setoguchi Takao, Ishidou Yasuhiro, Nagano Satoshi, Komiya Setsuro, Taniguchi Noboru .  PEG10は、TGF-βとBMPのシグナル伝達経路を抑制することで、SW1353軟骨肉腫細胞の増殖、運動、浸潤を調節する(PEG10 counteracts signaling pathways of TGF-β and BMP to regulate growth, motility and invasion of SW1353 chondrosarcoma cells) .  Journal of Bone and Mineral Metabolism37 ( 3 ) 441 - 454   2019年5月

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    出版者・発行元:(一社)日本骨代謝学会  

    外因性トランスフォーミング増殖因子(TGF)-βまたは骨形成タンパク質(BMP)存在下で、SW1353軟骨肉腫細胞の増殖、運動、浸潤に対する父性発現遺伝子10(PEG10)の関与を調べた。PEG10は、TGF-β1による抑制を遮断してSW1353軟骨肉腫細胞の増殖を亢進することが示された。PEG10をノックダウンさせると、TGF-β1誘発性SW1353細胞運動が亢進した。TGF-β1とPEG10 siRNAはそれぞれAKTリン酸化を亢進したが、AKT阻害薬MK2206は細胞遊走におけるPEG10サイレンシングの作用を緩和した。SW1353細胞浸潤はBMP-6により亢進され、PEG10サイレンシングによりさらに促進された。PEG10 siRNAはBMP-6誘発のp38MAPKおよびAKTのリン酸化を亢進したが、p38阻害薬SB203580およびMK2206はPEG10 siRNAによるSW1353細胞浸潤を減少した。以上から、PEG10は、軟骨肉腫細胞の悪性表現型の抑制に対する分子標的である可能性が示された。

  • Shinohara N. .  TGF-β signalling and PEG10 are mutually exclusive and inhibitory in chondrosarcoma cells .  Scientific Reports7 ( 1 ) 13494   2017年12月

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    出版者・発行元:Scientific Reports  

    DOI: 10.1038/s41598-017-13994-w

    Scopus

    PubMed

MISC

  • Vocabulary PEG10

    篠原 直弘

    整形外科   70 ( 4 )   350 - 350   2019年4月

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    出版者・発行元:(株)南江堂  

講演・口頭発表等

  • 冨永 博之, 石原 聡一, 篠原 直弘, 内山田 桜, 恒吉 康弘, 山元 拓哉, 小宮 節郎 .  骨粗鬆症性椎体骨折後歩行悪化因子の検討 .  整形外科と災害外科  2017年10月  西日本整形・災害外科学会

  • 篠原 直弘, 前田 真吾, 八尋 雄平, 佐久間 大輔, 石堂 康弘, 永野 聡, 小宮 節郎 .  軟骨肉腫におけるTGF-βシグナルとPEG10の発現と役割 .  日本整形外科学会雑誌  2017年8月  (公社)日本整形外科学会

  • 前田 真吾, 城光寺 豪, 伊集院 俊郎, 河村 一郎, 今村 勝行, 栫 博則, 篠原 直弘, 八尋 雄平, 谷口 昇 .  軟骨代謝研究の最前線 BMPシグナルと骨軟骨代謝 .  日本整形外科学会雑誌  2020年9月  (公社)日本整形外科学会

  • 町田 透, 篠原 直弘, 三重 岳, 佐々木 裕美, 永野 聡, 谷口 昇 .  超音波内視鏡下穿刺吸引法による細胞診にて迅速に診断治療が可能であった原発不明がんの1例 .  整形外科と災害外科  2020年5月  西日本整形・災害外科学会

  • 黒島 知樹, 永野 聡, 佐々木 裕美, 篠原 直弘, 中村 優子, 谷口 昇 .  胸壁発生悪性筋上皮腫の一例 .  整形外科と災害外科  2019年5月  西日本整形・災害外科学会

  • 佐々木 裕美, 徳本 寛人, 篠原 直弘, 永野 聡, 谷口 昇, 瀬戸口 啓夫 .  未分化多形肉腫においてneurotensin receptor1阻害は抗がん剤の治療効果を高める .  日本整形外科学会雑誌  2020年9月  (公社)日本整形外科学会

  • 佐々木 裕美, 瀬戸口 啓夫, 篠原 直弘, 中村 優子, 永野 聡, 谷口 昇 .  悪性軟部腫瘍切除における周術期感染発症のリスクファクターについて The geriatric nutritional risk index(GNRI)の有用性 .  日本整形外科学会雑誌  2020年3月  (公社)日本整形外科学会

  • 佐々木 裕美, 永野 聡, 篠原 直弘, 中村 優子, 谷口 昇, 瀬戸口 啓夫 .  悪性軟部腫瘍切除における周術期感染発症におけ栄養評価の有用性 .  整形外科と災害外科  2019年11月  西日本整形・災害外科学会

  • 佐々木 裕美, 篠原 直弘, 永野 聡, 谷口 昇 .  当地域でのunplanned surgeryの実際と当科にて追加治療を行った症例の検討 .  日本整形外科学会雑誌  2020年7月  (公社)日本整形外科学会

  • 山田 佳奈, 篠原 直弘, 佐々木 裕美, 富永 博之, 三重 岳, 永野 聡, 谷口 昇 .  仙椎椎弓に発生し術前診断が困難であったosteoblastomaの一例 .  整形外科と災害外科  2020年10月  西日本整形・災害外科学会

  • 篠原 直弘, 佐々木 裕美, 永野 聡, 谷口 昇 .  メッシュを用いて胸壁再建を行った骨・軟部肉腫の6例 .  日本整形外科学会雑誌  2020年7月  (公社)日本整形外科学会

  • 篠原 直弘, 前田 真吾, 永野 聡, 瀬戸口 啓夫, 石堂 康弘, 小宮 節郎 .  TGF-betaにより活性化されるSMADとPEG10は互いに抑制しあい二層性の役割を持つ .  日本癌学会総会記事  2017年9月  (一社)日本癌学会

  • 篠原 直弘, 前田 真吾, 八尋 雄平, 河村 一郎, 永野 聡, 石堂 康弘, 小宮 節郎 .  PEG10とTGF-βシグナルの軟骨肉腫表現型における役割 .  日本整形外科学会雑誌  2017年3月  (公社)日本整形外科学会

  • 八尋 雄平, 前田 真吾, 森川 真大, 鯉沼 代造, 佐久間 大輔, 篠原 直弘, 松山 金寛, 河村 一郎, 石堂 康弘, 影山 龍一郎, 宮園 浩平, 小宮 節郎 .  BMP誘導因子Atoh8の欠損は骨量を減少させる .  日本整形外科学会雑誌  2017年8月  (公社)日本整形外科学会

  • 八尋 雄平, 前田 真吾, 森川 真大, 鯉沼 代造, 篠原 直弘, 河村 一郎, 佐久間 大輔, 石堂 康弘, 影山 龍一郎, 宮園 浩平, 小宮 節郎 .  BMPシグナル標的遺伝子Atoh8欠損マウスの骨量は減少する .  日本骨代謝学会学術集会プログラム抄録集  2017年7月  (一社)日本骨代謝学会

  • 八尋 雄平, 前田 真吾, 森川 真大, 鯉沼 代造, 篠原 直弘, 河村 一郎, 佐久間 大輔, 城光寺 豪, 影山 龍一郎, 宮園 浩平, 小宮 節郎 .  BMPシグナル標的遺伝子Atoh8はマウス成獣の骨量を増加させる .  日本骨代謝学会学術集会プログラム抄録集  2018年7月  (一社)日本骨代謝学会

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