2021/05/19 更新

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タカダ セイヤ
髙田 聖也
TAKADA Seiya
所属
医歯学域医学系 医歯学総合研究科 寄附講座 システム血栓制御学講座 特任助教
職名
特任助教
外部リンク

学位

  • 保健学(博士) ( 2020年3月   鹿児島大学 )

  • 保健学(修士) ( 2017年3月   鹿児島大学 )

経歴

  • 鹿児島大学   医歯学域医学系 医歯学総合研究科 寄附講座 システム血栓制御学講座   特任助教

    2020年4月 - 現在

 

論文

  • Seiya Takada, Harutoshi Sakakima, Takahiro Matsuyama, Shotaro Otsuka, Kazuki Nakanishi, Kosuke Norimatsu, Yuki Itashiki, Akira Tani, Kiyoshi Kikuchi .  Disruption of Midkine gene reduces traumatic brain injury through the modulation of neuroinflammation .  Journal of Neuroinflammation17 ( 1 ) 40 - 40   2020年3月招待 査読

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    記述言語:英語   掲載種別:学位論文(博士)   出版者・発行元:Journal of Neuroinflammation  

    DOI: 10.1186/s12974-020-1709-8

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    PubMed

  • Nakanishi K. .  Effect of low-intensity motor balance and coordination exercise on cognitive functions, hippocampal Aβ deposition, neuronal loss, neuroinflammation, and oxidative stress in a mouse model of Alzheimer's disease .  Experimental Neurology337   113590   2021年3月

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    出版者・発行元:Experimental Neurology  

    DOI: 10.1016/j.expneurol.2020.113590

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    PubMed

  • Sakakima H. .  Diurnal profiles of locomotive and household activities using an accelerometer in community-dwelling older adults with musculoskeletal disorders: A cross-sectional survey .  International Journal of Environmental Research and Public Health17 ( 15 ) 1 - 11   2020年8月

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    出版者・発行元:International Journal of Environmental Research and Public Health  

    DOI: 10.3390/ijerph17155337

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  • Kikuchi K. .  E8002 inhibits peripheral nerve adhesion by enhancing fibrinolysis of l-ascorbic acid in a rat sciatic nerve model .  International Journal of Molecular Sciences21 ( 11 )   2020年6月

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    出版者・発行元:International Journal of Molecular Sciences  

    DOI: 10.3390/ijms21113972

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  • Terashi T. .  Neuroprotective effects of different frequency preconditioning exercise on neuronal apoptosis after focal brain ischemia in rats .  Neurological Research41 ( 6 ) 510 - 518   2019年6月

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    出版者・発行元:Neurological Research  

    DOI: 10.1080/01616412.2019.1580458

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  • Otsuka S. .  Correction to: Preconditioning exercise reduces brain damage and neuronal apoptosis through enhanced endogenous 14-3-3γ after focal brain ischemia in rats (Brain Structure and Function, (2019), 224, 2, (727-738), 10.1007/s00429-018-1800-4) .  Brain Structure and Function224 ( 2 ) 739 - 740   2019年3月

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    出版者・発行元:Brain Structure and Function  

    DOI: 10.1007/s00429-018-1815-x

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    PubMed

  • Otsuka S. .  Preconditioning exercise reduces brain damage and neuronal apoptosis through enhanced endogenous 14-3-3γ after focal brain ischemia in rats .  Brain Structure and Function224 ( 2 ) 727 - 738   2019年3月

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    出版者・発行元:Brain Structure and Function  

    DOI: 10.1007/s00429-018-1800-4

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  • 谷 明, 藤川 寿史, 中西 和毅, 高田 聖也, 則松 貢輔, 大塚 章太郎, 宮崎 雅司, 榊間 春利 .  腰椎術後患者の安静、Draw-in、頭部挙上による側腹筋筋厚変化 .  形態・機能18 ( 1 ) 2 - 8   2019年

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

    <p>腹部深層筋の収縮は胸腰筋膜を介した腰椎の剛性の増加や腹腔内圧の増加に関与し、姿勢保持や腰椎の安定性に重要な役割を持っている。本研究は超音波診断(エコー)装置を用いて、側腹筋の加齢変化と腰椎術後患者の安静、Draw-in、頭部挙上における側腹筋筋厚変化を調べることを目的とした。手術目的で当院に入院した中高年期の男性腰椎変性疾患患者13名(腰椎患者群、平均年齢:67歳)を対象とした。また、加齢による体幹筋変化を調べるために健常若年男性10名(若年者群、平均年齢22歳)を対照とした。エコー装置を用いて腹横筋、内・外腹斜筋の筋厚を計測した。腰椎患者群は術前、術後2日、術後7日に計測を行った。加齢による変化では、腹横筋筋厚に大きな変化は認められなかったが、安静時外腹斜筋は腰椎患者群で約51%有意に低下していた(p=0.0001)。中高年期の腰椎患者群は若年者と比較して脂肪組織や非収縮性組織が増加しており、その傾向は深層筋より表層筋に著明であった。術前術後の変化では、安静時腹横筋筋厚は術前と比較して術後7日で約17%有意に低下していた(p=0.012)。術後のDraw-in、頭部挙上により腹横筋、内腹斜筋の筋厚は増加した。本研究は、側腹筋の加齢変化が深層筋より表層筋に顕著であり、Draw-inや頭部挙上は表層筋より深層筋を活性化させることを示した。また、腰椎術後患者は手術侵襲や安静による活動量の低下により術後早期に腹横筋の萎縮を生じる可能性があることを示唆した。</p>

    DOI: 10.11172/keitaikinou.18.2

  • 大塚 章太郎, 高田 聖也, 中西 和毅, 板敷 裕喜, 則松 孝輔, 谷 明, 榊間 春利 .  脳梗塞発症前予防運動による脳虚血耐性の獲得と脳梗塞後の14-3-3γ発現を介したアポトーシス抑制 .  理学療法学Supplement46 ( 0 ) I - 56_1-I-56_1   2019年

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    出版者・発行元:公益社団法人 日本理学療法士協会  

    <p>【はじめに、目的】細胞内には内在性保護因子が存在し、それらは脳虚血などの病態から細胞を保護するために活性化される。また、運動は、脳梗塞後に神経保護効果をもたらすことが報告され、そのメカニズムには内因性保護因子の活性化が関与している。本研究では、そのような内因性保護因子の中から転写因子の一つであるHIF-1α、内因性保護タンパクである14-3-3γに着目し、定期的な運動介入による脳虚血耐性の獲得と脳梗塞後の神経保護メカニズムについて調べた。</p><p>【方法】7週齢の雄性SDラット26匹を用い、3週間のトレッドミル運動群 (Ex-only群、n=6)、運動後に脳梗塞を作製する群(Ex群、n=7)、運動介入せず脳梗塞を作製する群(No-Ex群、n=7)、正常対照群(Control群、n=6)、の4群に分類した。トレッドミル運動は25m/minで30分/日、週5回行った。No-Ex群とControl群はゲージ内で3週間自由飼育した。運動終了後に60分間の虚血と再灌流障害により脳梗塞を作製し、脳梗塞作製48時間後に神経学的所見や運動機能評価を行い、脳を採取した。脳梗塞巣の体積、HIF-1α、14-3-3γ、活性化アストロサイトのマーカーであるGFAP、神経細胞のマーカーであるNeuN、アポトーシスに関与するBax、Caspase 3の発現を免疫組織化学染色及びWestern blotting法を用いて調べた。</p><p>【結果】定期的な運動介入による脳内変化に関して、Ex-only群のHIF-1αと14-3-3γの発現が有意に増加し(p<0.05)、神経細胞やアストロサイト上で発現が観察された。脳梗塞作成後には、Ex群の脳梗塞巣の体積がNo-Ex群と比べて有意に小さく(p<0.05)、運動機能は有意に改善していた(p<0.05)。脳梗塞発症後には、No-Ex群に比べ、Ex群で14-3-3γの発現量が有意に増加し(p<0.05)、Bax、Caspase 3の発現は有意に減少していた(p<0.05)。</p><p>【考察】3週間の運動介入を行うことで内因性保護因子であるHIF-1α、14-3-3γの発現を誘導することが明らかとなり、虚血応答に対するこれらの因子が増加することは、運動によって脳虚血耐性が獲得出来たことを示唆している。我々の先行研究では予防的な運度介入は脳梗塞後の血管新生促進、グリア細胞の増殖促進、神経栄養因子の発現増加が生じることを報告しており、今回の運動群における脳梗塞後の神経保護メカニズムにはHIF-1αの発現に伴う14-3-3γ発現増加、血管新生促進、神経栄養因子の発現増加、14-3-3γのBax制御によるポトーシス抑制が関与していることが示唆された。</p><p>【結論】我々の研究は、予防理学療法の視点から運動による脳虚血耐性の獲得と脳梗塞後の神経保護効果とそのメカニズムを明らかにした。</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】本研究は鹿児島大学動物実験委員会の承認を得て実施した。</p>

    DOI: 10.14900/cjpt.46S1.I-56_1

  • 谷 明, 藤川 寿史, 中西 和毅, 高田 聖也, 則松 貢輔, 大塚 章太郎, 宮崎 雅司, 井尻 幸成, 榊間 春利 .  中高年者腰椎変性疾患の術前・術後の腹部体幹筋の筋厚変化:~若年者との比較~ .  九州理学療法士学術大会誌2019 ( 0 ) 13 - 13   2019年

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    出版者・発行元:公益社団法人 日本理学療法士協会 九州ブロック会  

    <p>【目的】</p><p>加齢に伴う腰椎変性疾患患者の腹部体幹筋の量的・質的変化に関する報告は少ない。本研究は超音波診断(エコー)装置を用いて、脊椎変性疾患を伴った中高齢者の安静、Draw-in、頭部挙上による側腹筋の筋厚や筋輝度を若年者と比較し、加齢による影響を調べた。さらに、腰椎手術前、術後早期の側腹筋の筋厚変化と術後早期のDraw-in、頭部挙上による腹部深層筋の筋厚を測定し、手術侵襲が腹部体幹筋に及ぼす影響を調べた。</p><p>【方法】</p><p>中高齢期の男性腰椎変性疾患患者13名(腰椎患者:平均年齢:67歳)と健常若年男性10名(若年者:平均年齢22歳)を対象とした。エコー装置(東芝社製、NEMIO SSA-550A)を用いて安静時、Draw-in、頭部挙上時にそれぞれ腹横筋、内・外腹斜筋の筋厚を計測した。腰椎患者は手術前日(術前)、術後2日、術後7</p><p>日に計測を行った。測定姿位は仰臥位とし、プローブの位置は左前腋窩線と臍部水平線の交点になるようにした。また、計測前に健常成人4名を対象として、検者内信頼性を検討し高い信頼性が得られた。統計学的検定にはWilcoxonの符号順位検定、フリードマン検定を行い、有意水準は5%とした。</p><p>【結果】</p><p>腰椎患者と若年者の腹横筋筋厚に大きな変化は認められなかったが、安静時外腹斜筋は腰椎患者で約51%有意に低下していた(p=0.0001)。中高齢期の腰椎患者は若年者と比較して脂肪組織や非収縮性組織が増加しており、その傾向は深層筋より表層筋に著明であった。術前・術後の変化では、安静時腹横筋の筋厚は術前と比較して術後7日で約17%有意に低下していた(p=0.012)。術後のDraw-in、頭部挙上により腹横筋、内腹斜筋の筋厚は増加したが、術前と比較して各運動課題による腹横筋筋厚の増加量は減少していた。</p><p>【考察】</p><p>加齢による変化と類似して中高齢期の腰椎患者は腹部表層筋になるほど筋厚減少や筋輝度変化が著明であった。Belavý(2017)らは若年者を対象とした安静臥床実験において、腹横筋の筋厚減少が早期から生じることを報告している。腹部深層筋は安静の影響を受けやすく、今回、腰椎患者は背部筋への手術侵襲や術後早期の活動低下が原因となり腹横筋の筋厚減少を生じたと考えられた。腰椎術後早期において、Draw-in や頭部挙上は表層筋より深層筋を活性化させた。これは起居動作獲得に向けた準備運動として、術後早期から深層筋を賦活化する運動が実行可能であることを示唆している。今後症例数を増やし腰椎疾患の特徴を明かにしていきたい。</p><p>【まとめ】</p><p>本研究は、側腹筋の加齢変化が深層筋より表層筋に顕著であり、Draw-in や頭部挙上は表層筋より深層筋を活性化させることを示した。また、腰椎術後患者は手術侵襲や安静による活動量の低下により術後早期に腹横筋の萎縮を生じる可能性があることを示唆した。</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】</p><p>本研究は所属施設の倫理審査委員会の承認を得て実施した。実施に際し、被験者に対して口頭にて研究趣旨を十分説明し同意を得た上で実施した。開示すべき利益相反はない。</p>

    DOI: 10.32298/kyushupt.2019.0_13

  • 上田 晃希, 宮﨑 雅司, 藤川 寿史, 髙田 聖也, 中西 和毅, 井尻 幸成, 榊間 春利 .  MRIを用いたL4/5腰椎変性すべり症患者のすべりの程度と椎間関節水腫に関する研究 .  理学療法学Supplement46 ( 0 ) H2 - 7_2-H2-7_2   2019年

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    出版者・発行元:公益社団法人 日本理学療法士協会  

    <p>【はじめに、目的】</p><p>腰椎変性すべり症は,加齢による退行変性の代表的な疾患である。また、椎間関節水腫(facet effusion:FE)は腰椎変性すべりの生じている椎間関節裂隙部にT2強調画像で高輝度の変化を示す。本研究の目的はすべり症患者のFEの存在率やすべり椎間以外のFEの有無を調査し、さらに、FEと椎体周囲筋の断面積測定を行う。そして、腰部疾患を有さない高齢者との比較やすべりの程度での比較、すべりの程度、FE、筋断面積の関連性の検討を行うことである。</p><p>【方法】</p><p>腰椎変性すべり症と診断されたL4/5変性すべり症患者36名(すべり症群:男性7名、女性29名、66.3±8.8歳)を対象とした。また、腰椎疾患を有さない高齢者10名(男性4名、女性6名、63.8±11.3歳)を対照群とした。側方X線画像、MRI画像正中矢状断面像を用いて、Meyerding分類によるL4/5すべりの程度とTaillard法によるL4/5椎体すべり率を計測した。さらに、L4/5椎体の不安定性の評価としてX線(立位)とMRI(臥位)におけるすべり率の差を算出し、3%を基準に椎体不安定性を評価した。L3/4、L4/5、L5/S1におけるFEの有無や面積を測定した。さらに、L4下部レベルの大腰筋と脊柱起立筋の筋断面積を測定した。また、脂肪を含めた非収縮性組織(筋内の高輝度に表出されている部分)を測定し、筋断面積から非収縮性組織の差として除脂肪面積を算出した。さらに、脂肪面積と除脂肪面積から脂肪率を算出した。FEや筋断面積の計測にはMRIのT2強調画像を用いた。臨床症状としてL4/5すべり症患者の25名の痛みの程度(VAS)をカルテより収集した。統計処理は各群の正規性検定を行い、その後の統計学的検定を選択し検討した。有意水準は5%とし、統計処理ソフトは、SPSS(Version20, IBM, USA)を使用した。</p><p>【結果】</p><p>FEはすべり症群の100%、対照群の90%に観察された。対照群のFE面積はすべり症群と比較してL4/5椎体間で有意に小さかった(p<0.01)。Meyerding分類1°群や椎体不安定性3%以上群のFE面積は対照群と比較して有意に大きかった。すべり症群のすべり率や痛みの程度が大腰筋面積と有意な負の相関関係を認めた(r=-0.40、r=-0.41、p<0.05)。また、すべり率と脊柱起立筋の脂肪率に有意な正の相関を認めた(r=0.42、p<0.01)</p><p>【結論(考察も含む)】</p><p>L4/5すべり症群だけでなく対照群においてもFEが観察され、FEは椎間不安定性だけでなく椎体や椎間関節の加齢変化により生じる可能性が示唆された。L4/5すべり症患者では近接する椎体関節にもFEが観察され、椎間不安定性はFEの大きさに影響することが示唆された。椎体のすべり率や疼痛は大腰筋と関係があり、姿勢変化との関係が示唆された。すべり率と脊柱起立筋の脂肪率に正の相関があり、脊柱起立筋内の質的変化とすべりの程度に関係があることが示唆された。</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】</p><p>本研究は霧島整形外科倫理審査委員会の承認(承認番号:00006)を得て行った。</p>

    DOI: 10.14900/cjpt.46S1.H2-7_2

  • Kikuchi K. .  Uric acid enhances alteplase-mediated thrombolysis as an antioxidant .  Scientific Reports8 ( 1 ) 15844 - 15844   2018年10月

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    出版者・発行元:Scientific Reports  

    DOI: 10.1038/s41598-018-34220-1

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  • Kikuchi K. .  Application of a novel anti-adhesive membrane, E8002, in a rat laminectomy model .  International Journal of Molecular Sciences19 ( 5 )   2018年5月

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    出版者・発行元:International Journal of Molecular Sciences  

    DOI: 10.3390/ijms19051513

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  • Sumizono M. .  The effect of exercise frequency on neuropathic pain and pain-related cellular reactions in the spinal cord and midbrain in a rat sciatic nerve injury model .  Journal of Pain Research11   281 - 291   2018年

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    出版者・発行元:Journal of Pain Research  

    DOI: 10.2147/JPR.S156326

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  • 角園 恵, 大塚 章太郎, 高田 聖也, 寺師 拓斗, 中西 和毅, 上田 晃希, 榊間 春利 .  神経因性疼痛モデルラットを用いたトレッドミル運動による疼痛緩和メカニズム .  理学療法学Supplement2016 ( 0 )   2017年

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    出版者・発行元:公益社団法人 日本理学療法士協会  

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>神経因性疼痛に対する運動負荷は疼痛過敏を緩和することが報告されているが,その疼痛緩和メカニズムに関しては不明な点も多い。今回,絞扼性神経損傷(Chronic Constriction injury:CCI)モデルを用いて1週,3週,5週後の脊髄後角におけるグリア細胞やopioid受容体の変化,opioid受容体の拮抗薬投与による疼痛変化を調べた。</p><p></p><p>【方法】</p><p></p><p>7週齢の雄性SDラットを運動群,非運動群,正常対照群(n=3)に分けた。右坐骨神経の結紮によりCCIモデルを作製し,速度20m/min,30分間,5日/週,5週間運動を行った。術前,CCI後1週,2週,3週,4週,5週にVon Frey Testを実施し,50%疼痛閾値を算出した。CCI後1週(運動群n=3,非運動群n=4),3週(運動群n=4,非運動群n=6),5週(運動群n=6,非運動群n=5)に腰膨大部と中脳を採取して免疫組織学的観察を行った。腰膨大部を抗Iba1抗体,抗GFAP抗体,抗μ-opioid受容体抗体で染色した。中脳水道灰白質は抗β-endorphin/met-enkephalin抗体で染色した。染色切片より陽性細胞面積を定量化した。3週と5週後に生理食塩水に溶解したNaloxone(10mg/kg)を運動群のラットの腹腔内に投与し,投与前,投与後1,2,3,4時間後に疼痛域値の変化を調べた(n=6)。統計学的検定には,SPSSを使用し一元配置または二元配置分散分析後,多重比較検定を実施し,有意水準は5%とした。</p><p></p><p>【結果】</p><p></p><p>CCI後1週で両群とも疼痛が最大となった。4週,5週には運動群の疼痛閾値は非運動群と比較して有意に改善を認めた。CCI後1週において,損傷側腰髄後角のIba1陽性細胞は両群ともに非損傷側と比較して有意に増加していた。非運動群のGFAP陽性細胞は損傷側と非損傷側において大きな違いは見られなかったが,運動群のGFAP陽性細胞は損傷側で増加していた。μ-opioid受容体陽性細胞は脊髄後角の第I層に限局して観察されたが,損傷側と非損傷側で明らかな染色性の違いは観察されなかった。3週,5週後には運動群のIba1とGFAP陽性面積は非運動群と比較して減少していた。運動群の中脳水道灰白質におけるβ-endorphin/met-enkephalin陽性細胞面積は非運動群と比べて有意に増加していた。Naloxone投与により運動群の疼痛域値の低下を認め,4時間後には投与前の値に回復した。</p><p></p><p>【結論】</p><p></p><p>運動による疼痛緩和のメカニズムとして内因性オピオイドシステムの活性化が知られている。動物実験では十分な強度と期間の運動は中枢と末梢のβ-endorphinの放出を生じ,疼痛軽減に関与していることが報告されている。今回の結果は,疼痛の発現や維持には脊髄後角におけるミクログリアやアストロサイトの活性化が関与しており,運動による疼痛緩和には脊髄後角でのグリア細胞の活性化抑制が影響していることを示した。Naloxone投与により疼痛が再燃したことより,運動による中脳水道灰白質における内因性オピオイドの増加がopioid受容体を介して疼痛緩和に作用していることが示唆された。</p>

    DOI: 10.14900/cjpt.2016.0630

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MISC

  • 膝関節周囲組織損傷後の癒着を予防する新規アプローチ

    高田 聖也, 則松 貢輔, 中西 和毅, 谷 明, 板敷 裕喜, 大塚 章太郎, 榊間 春利, 菊池 清志

    形態・機能   18 ( 1 )   58 - 58   2019年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 腰椎術後患者の安静、Draw-in、頭部挙上による側腹筋筋厚変化

    谷 明, 藤川 寿史, 中西 和毅, 高田 聖也, 則松 貢輔, 大塚 章太郎, 宮崎 雅司, 榊間 春利

    形態・機能   18 ( 1 )   2 - 8   2019年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

    腹部深層筋の収縮は胸腰筋膜を介した腰椎の剛性の増加や腹腔内圧の増加に関与し、姿勢保持や腰椎の安定性に重要な役割を持っている。本研究は超音波診断(エコー)装置を用いて、側腹筋の加齢変化と腰椎術後患者の安静、Draw-in、頭部挙上における側腹筋筋厚変化を調べることを目的とした。手術目的で当院に入院した中高年期の男性腰椎変性疾患患者13名(腰椎患者群、平均年齢:67歳)を対象とした。また、加齢による体幹筋変化を調べるために健常若年男性10名(若年者群、平均年齢22歳)を対照とした。エコー装置を用いて腹横筋、内・外腹斜筋の筋厚を計測した。腰椎患者群は術前、術後2日、術後7日に計測を行った。加齢による変化では、腹横筋筋厚に大きな変化は認められなかったが、安静時外腹斜筋は腰椎患者群で約51%有意に低下していた(p=0.0001)。中高年期の腰椎患者群は若年者と比較して脂肪組織や非収縮性組織が増加しており、その傾向は深層筋より表層筋に著明であった。術前術後の変化では、安静時腹横筋筋厚は術前と比較して術後7日で約17%有意に低下していた(p=0.012)。術後のDraw-in、頭部挙上により腹横筋、内腹斜筋の筋厚は増加した。本研究は、側腹筋の加齢変化が深層筋より表層筋に顕著であり、Draw-inや頭部挙上は表層筋より深層筋を活性化させることを示した。また、腰椎術後患者は手術侵襲や安静による活動量の低下により術後早期に腹横筋の萎縮を生じる可能性があることを示唆した。(著者抄録)

  • 脳虚血中の遠隔虚血性コンディショニングが脳保護効果に及ぼす影響

    板敷 裕喜, 大塚 章太郎, 谷 明, 高田 聖也, 中西 和毅, 則松 貢輔, 榊間 春利

    形態・機能   18 ( 1 )   57 - 57   2019年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 脳梗塞発症前予防運動による脳虚血耐性の獲得と脳梗塞後の14-3-3γ発現を介したアポトーシス抑制

    大塚 章太郎, 高田 聖也, 中西 和毅, 板敷 裕喜, 則松 孝輔, 谷 明, 榊間 春利

    理学療法学   46 ( Suppl.1 )   O3 - 1   2019年8月

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    出版者・発行元:(公社)日本理学療法士協会  

  • 加齢による自然発症型変形性関節症モデルの解明

    則松 貢輔, 中西 和毅, 大塚 章太郎, 谷 明, 高田 聖也, 板敷 裕喜, 榊間 春利

    形態・機能   18 ( 1 )   55 - 55   2019年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • クモ膜下出血後の早期脳損傷に対する予防運動の効果

    大塚 章太郎, 高田 聖也, 中西 和毅, 則松 貢輔, 板敷 裕喜, 谷 明, 菊池 清志, 丸山 征郎, 榊間 春利

    形態・機能   18 ( 1 )   64 - 64   2019年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • MRIを用いたL4/5腰椎変性すべり症患者のすべりの程度と椎間関節水腫に関する研究

    上田 晃希, 宮崎 雅司, 藤川 寿史, 高田 聖也, 中西 和毅, 井尻 幸成, 榊間 春利

    理学療法学   46 ( Suppl.1 )   1 - 2   2019年8月

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    出版者・発行元:(公社)日本理学療法士協会  

  • Draw-inと頭部挙上による、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の筋厚変化

    谷 明, 中西 和毅, 高田 聖也, 則松 貢輔, 大塚 章太郎, 榊間 春利

    形態・機能   17 ( 1 )   34 - 34   2018年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 運動は加齢による運動機能低下や海馬グリア細胞の活性化を抑制する

    中西 和毅, 大塚 章太郎, 高田 聖也, 榊間 春利

    形態・機能   17 ( 1 )   36 - 36   2018年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 脳梗塞発症前予防運動による脳虚血耐性の獲得について

    大塚 章太郎, 高田 聖也, 中西 和毅, 板敷 裕喜, 則松 孝輔, 谷 明, 榊間 春利

    形態・機能   17 ( 1 )   38 - 38   2018年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 整形外科疾患を有した地域在住高齢者における身体活動の特徴について

    則松 貢輔, 角園 恵, 大塚 章太郎, 高田 聖也, 中西 和毅, 鶴留 寿人, 榊間 春利

    形態・機能   17 ( 1 )   37 - 37   2018年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 外傷性脳損傷後における神経栄養因子ミッドカインの働き

    高田 聖也, 大塚 章太郎, 中西 和毅, 則松 貢輔, 板敷 祐樹, 谷 明, 吉田 義弘, 榊間 春利

    形態・機能   17 ( 1 )   37 - 37   2018年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • L4/5腰椎変性すべり症患者のすべりの程度と椎間関節水腫に関する研究

    上田 晃希, 角園 恵, 大塚 章太郎, 高田 聖也, 寺師 拓斗, 中西 和毅, 宮崎 雅司, 井尻 幸成, 榊間 春利

    形態・機能   16 ( 1 )   46 - 46   2017年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 運動頻度の異なる定期的な運動習慣がラット脳梗塞後の脳神経保護に及ぼす影響

    寺師 拓斗, 大塚 章太郎, 中西 和毅, 上田 晃希, 高田 聖也, 角園 恵, 榊間 春利

    形態・機能   16 ( 1 )   43 - 43   2017年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 規則的な運動が老化促進マウスの活動量や骨格筋に及ぼす影響

    中西 和毅, 寺師 拓斗, 大塚 章太郎, 高田 聖也, 角園 恵, 上田 晃希, 榊間 春利

    形態・機能   16 ( 1 )   47 - 47   2017年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 神経因性疼痛に対する運動療法の疼痛緩和効果とそのメカニズムについて

    角園 恵, 大塚 章太郎, 高田 聖也, 寺師 拓斗, 中西 和毅, 上田 晃希, 榊間 春利

    形態・機能   16 ( 1 )   36 - 36   2017年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 定期的なトレッドミル運動によるラット脳梗塞後の神経保護効果とその作用機序について

    大塚 章太郎, 寺師 拓斗, 上田 晃希, 中西 和毅, 高田 聖也, 角園 恵, 榊間 春利

    形態・機能   16 ( 1 )   43 - 43   2017年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 外傷性脊髄損傷後における神経栄養因子ミッドカインの働き

    高田 聖也, 中西 和毅, 寺師 拓斗, 上田 晃希, 大塚 章太郎, 角園 恵, 吉田 義弘, 榊間 春利

    形態・機能   16 ( 1 )   34 - 34   2017年8月

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    出版者・発行元:コ・メディカル形態機能学会  

  • 神経因性疼痛モデルラットを用いたトレッドミル運動による疼痛緩和メカニズム

    角園 恵, 大塚 章太郎, 高田 聖也, 寺師 拓斗, 中西 和毅, 上田 晃希, 榊間 春利

    理学療法学   44 ( Suppl.2 )   P - 3   2017年4月

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    出版者・発行元:(公社)日本理学療法士協会  

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共同研究・競争的資金等の研究

  • 栄養因子ミッドカインの発現調節と運動療法の併用による新規の外傷性脳損傷治療の研究

    2020年10月 - 現在

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