2024/02/22 更新

写真a

オオタ ヨシタカ
太田 純貴
Yoshitaka OTA
所属
法文教育学域法文学系 法文学部 人文学科 准教授
職名
准教授

学位

  • 修士(文学) ( 2007年3月   京都大学 )

  • 学士(文学) ( 2005年3月   京都大学 )

研究キーワード

  • メディア考古学

  • 芸術

  • 美学

  • 感覚

  • メディア考古学

  • メディアアート

  • ハプティック

  • タイムマシン

  • タイムトラヴェル

  • タイムカプセル

研究分野

  • 人文・社会 / 美術史

  • 人文・社会 / 美学、芸術論  / メディア論、メディア考古学

学歴

  • 京都大学   美学美術史学

    2007年4月 - 2014年3月

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    国名: 日本国

  • 京都大学   美学美術史学

    2005年4月 - 2007年3月

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    国名: 日本国

  • 京都大学

    2001年4月 - 2005年3月

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    国名: 日本国

経歴

  • ユトレヒト大学   Institute for Cultural Inquiry (ICON)   客員研究員

    2019年6月 - 2020年3月

  • 鹿児島大学   ポピュラーカルチャー論   准教授

    2015年4月 - 現在

  • 鹿児島大学   学術研究院 法文教育学域 法文学系   准教授

    2015年4月 - 現在

  • 京都大学大学院 文学研究科   思想文化学専攻 美学美術史学専修 博士後期課程   単位取得満期退学(研究指導認定退学)

    2014年3月

所属学協会

  • 京都哲学会

    2014年2月 - 現在

  • 日本映像学会

    2010年11月 - 現在

  • 日本記号学会

    2008年9月 - 現在

  • 美学会

    2007年5月 - 現在

留学歴

  • 2019年6月 - 2020年3月   ユトレヒト大学ICON   客員研究員

  • 2011年9月 - 2012年9月   カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)   ノン・ディグリー・スチューデント/ヴィジティング・リサーチャー

 

論文

  • 太田純貴 .  プラスチックが蠢く、プラスチックと蠢く──『寄生獣』における皮膚(感覚) .  平芳幸浩編著『現代の皮膚感覚をさぐる──言葉、表象、身体』135 ( 163 )   2023年3月

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    記述言語:日本語  

  • 太田純貴 .  『寄生獣』の左手と爪(の不在)をめぐるレトリック .  美術フォーラム2144   69 - 74   2021年12月招待

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 太田純貴 .  タイムマシンを生み出す場 .  鹿児島大学法文学部紀要『人文学科論集』 ( 85 ) 1 - 14   2018年2月

  • OTA Yoshitaka .  Japanese Video Art and Artists .  The Journal of Asian Arts & Aesthetics, Airiti Press5   43 - 52   2014年12月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 太田純貴 .  タイムマシンとしての衣服 .  哲学研究・京都哲学会 ( 597 ) 48 - 69   2014年4月査読

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 太田純貴 .  H・G・ウェルズ『タイムマシン』における時間概念―タイムトラヴェル=タイムマシン考察のために .  叢書セミオトポス『ゲーム化する世界』・新曜社8   188 - 201   2013年5月査読

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • OTA Yoshitaka .  What is ‘the Haptic’?: Consideration of Logique de la Sensation and Deleuze’s theory of sensation .  Aesthetics ( 17 ) 13 - 24   2013年4月査読

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 太田純貴 .  それでもなお、ためらうことー"hesitation"と/の芸術 .  アルテス・アルテスパブリッシング1   76 - 88   2011年11月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 太田純貴 .  ヴィデオアートとLSD : リンダ・ベングリス≪NOW≫を中心に .  美学芸術学論集・神戸大学芸術学研究室 ( 7 ) 19 - 30   2011年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 太田純貴 .  Hapticとは何か-『感覚の論理』を中心としたドゥルーズの感覚論 .  『美学』・美学会59 ( 1 ) 29 - 42   2008年6月査読

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 太田純貴 .  ドゥルーズの芸術論における時間と身体の問題についての一考察 .  京都美学美術史学・京都美学美術史学研究会 ( 7 ) 67 - 95   2008年3月査読

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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書籍等出版物

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MISC

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講演・口頭発表等

  • 太田純貴 .  テクノロジーの/とインフラストラクチャー .  制作・キュレーション・批評  2024年2月  鹿児島大学、「鹿児島の近現代」教育センター

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    開催年月日: 2024年2月 - 2024年

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:鹿児島大学   国名:日本国  

    鹿児島の近現代センターHPにも掲載あり。 https://kadai-kingendai.jp/information/240213-01/

    添付ファイル: information240202-01-flyer.pdf

  • 太田純貴 .  メディア考古学とスクリーン・スタディーズの交差点としての自転車 .  メディア考古学とスクリーン・スタディーズ  2023年12月 

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    開催年月日: 2023年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    添付ファイル: 「メディア考古学とスクリーン・スタディーズの交差点」チラシ_2.pdf

  • 太田純貴 .  『メディア考古学』と『メディア地質学』の距離 .  メディア考古学の現在  2023年8月  招待

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    開催年月日: 2023年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:九州大学大橋キャンパス   国名:日本国  

    添付ファイル: 20230801MA.pdf

  • 太田純貴 .  ユッシ・パリッカ『メディア地質学』報告 .  日本メディア学会 第 38 期第 29 回研究会「メディア地質学と未来の化石 デジタル文化の地層を採掘する(『メディア地質学』書評会)」  2023年3月  招待

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    開催年月日: 2023年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  • 太田一郎, 太田純貴, 宇都木昭 .  The voice quality of anime as a sociocultural register .  16th International Conference of the European Association for Japanese Studies  2021年8月 

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    開催年月日: 2021年8月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン  

  • 太田純貴 .  皮膚の想像力と岩明均作品 ──可塑的なもの:プラスチックと爪── .  「ポスト身体社会」における芸術・文化経験の皮膚感覚についての横断的研究2020年度会合  2021年3月 

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    開催年月日: 2021年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン  

  • 石井有希子, 宮野真生子, 逆巻しとね .  印象の時間/時間の印象──タイムマシン/タイムとラヴェル作品を題材に── .  第七回文芸共和国の会  招待

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    開催年月日: 2017年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:九州工業大学サテライト福岡天神  

  • 太田純貴 .  H.G.ウェルズ『タイムマシン』について .  H.G.ウェルズ『タイムマシン』について  招待

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    開催年月日: 2016年8月

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

  • 井原慶一郎, 中路武士 .  幽霊としてのメディア .  幽霊としてのメディア 

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    開催年月日: 2015年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • 村田純一, 小林信之, 金子智太郎 .  サイコメトリーについて/アイステーシス再考 .  第66回美学会全国大会  招待

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    開催年月日: 2015年10月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

  • 中路武士, 大久保美紀 .  メディアや現代文化を研究することとは .  メディアや現代文化を研究することとは  国際会議

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    開催年月日: 2015年9月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

  • 増田展大 .  映像メディアの考古学 .  第58回文化社会学研究会  招待

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    開催年月日: 2015年7月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

  • エルキ・フータモ, 畠中実 .  メディア考古学の可能性 .  メディア考古学の可能性  招待

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    開催年月日: 2015年2月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:Inter Communication Center  

  • 太田純貴 .  タイムマシン/タイムトラヴェルにおける衣服の機能について-Back to the Futureを中心に .  美学会西部会  美学会西部会

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    開催年月日: 2013年12月

    記述言語:日本語  

    開催地:大阪  

    国内学会

  • 太田純貴 .  メディアアートにおける『触覚』概念の研究 .  公益財団法人京都大学教育研究振興財団成果発表会  公益財団法人京都大学教育研究振興財団成果発表会

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    開催年月日: 2013年2月

    記述言語:日本語  

    開催地:京都  

    その他

  • 太田純貴 .  H・G・ウェルズ『タイムマシン』における時間概念 .  日本記号学会全国大会  日本記号学会全国大会

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    開催年月日: 2011年5月

    記述言語:日本語  

    開催地:東京  

    国内学会

  • 太田純貴 .  タイムマシン/タイムトラヴェルにおける身体ーH.G.ウェルズ『タイムマシン』を中心に .  日本記号学会分科会  日本記号学会分科会

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    開催年月日: 2011年1月

    記述言語:日本語  

    開催地:京都  

    国内学会

  • 太田純貴 .  ヴィデオアートとLSD .  神戸大学大学院教育改革支援プログラム  神戸大学大学院教育改革支援プログラム

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    開催年月日: 2010年11月

    記述言語:日本語  

    開催地:兵庫  

    国内学会

  • 太田純貴 .  ヴィデオ試論 .  京都美学美術史学会研究大会  京都美学美術史学会研究大会

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    開催年月日: 2009年12月

    記述言語:日本語  

    開催地:京都  

    国内学会

  • 太田純貴 .  どもるということ .  日本記号学会全国大会  日本記号学会全国大会

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    開催年月日: 2009年5月

    記述言語:日本語  

    開催地:神奈川  

    研究会

  • 太田純貴 .  ドゥルーズの感覚論ーHaptiqueという概念を中心に .  美学会全国大会  美学会全国大会

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    開催年月日: 2007年10月

    記述言語:日本語  

    開催地:北海道  

    国内学会

  • 太田純貴 .  ドゥルーズの感性論ー<haptique>という言葉を中心にー .  視聴覚文化研究会  視聴覚文化研究会

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    開催年月日: 2007年2月

    記述言語:日本語  

    開催地:京都  

    研究会

  • 太田純貴 .  インターネットにおける『接触』について .  視聴覚文化研究会  視聴覚文化研究会

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    開催年月日: 2005年9月

    記述言語:日本語  

    開催地:京都  

    研究会

  • 太田純貴 .  印象の時間/時間の印象ーータイムマシン/タイムトラヴェル作品を題材にーー .  第七回文芸共和国の会:印す・象る・消えてゆくーー英文学/メディア論/哲学から印象へーー  2017年9月 

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    開催地:九州工業大学サテライト福岡天神  

    他のパネリストは石井有希子、宮野真生子

  • 太田純貴 .  アニメ、声、身体について .  アニメ、声、身体をめぐって  2019年3月  太田一郎、宇都木昭、太田純貴

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    開催地:鹿児島大学  

    添付ファイル: チラシ(20190307)配布用のコピー.pdf

  • 大寺聡, 井原慶一郎, 太田純貴 .  『オーテマティック 大寺聡作品集』出版記念トーク&サイン会 .  2018年4月 

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    開催地:霧島アートの森  

    添付ファイル: 8f1919340983c05880f78b201af0b8f9.pdf

  • 太田純貴, 木浦奈津子, 上脇田直子, asamiru .  《日常へのまなざし》作家によるギャラリートーク .  2023年9月  かわるあいだの美術実行委員会招待

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    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:鹿児島市立美術館   国名:日本国  

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受賞

  • 紀伊國屋じんぶん大賞2016番外編『選考委員、この一冊!』

    2016年2月   紀伊國屋  

    エルキ・フータモ, 太田純貴

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    受賞区分:出版社・新聞社・財団等の賞  受賞国:日本国

共同研究・競争的資金等の研究

  • 現代のテクノロジーの問題についての多角的検討ーーメディア理論・文化史・哲学を中心に

    2023年8月 - 2024年3月

    鹿児島大学  令和5年度 法文学系教育研究特別経費 

    太田純貴

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    担当区分:研究代表者 

  • 地域とアートの相互作用を発掘・検証しその可能性を探究するプロジェクト

    2023年7月 - 2024年3月

    鹿児島大学  令和5年度地域マネジメント教育研究プロジェクト 

    太田純貴, 菅野康太, 酒井佑輔, 清水香, 農中至

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    担当区分:研究代表者 

  • 地域の知財・人材を多角的に検討・創造する試み:アートと情報発信という観点から

    2022年8月 - 2023年3月

    鹿児島大学  令和4年度法文学系教育研究特別経費助成事業 

    太田純貴

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    担当区分:研究代表者 

  • 現代アートを軸とした地域の有形・無形の知財の発掘・活用

    2022年7月 - 2023年3月

    鹿児島大学  令和4年度地域マネジメント教育研究プロジェクト 

    太田純貴, 菅野康太, 農中至, 酒井祐輔, 清水香

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    担当区分:研究代表者 

  • 鹿児島とアート/デザイン

    2021年8月 - 2022年3月

    鹿児島大学  令和3年度法文学系教育研究特別経費助成事業 

    太田純貴

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    担当区分:研究代表者 

  • アニメの声が喚起する「情動」を手がかりに声の文化的制度化を分野横断で捉える試み

    研究課題/領域番号:21K18116  2021年7月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(開拓)  挑戦的研究(開拓)

    太田 一郎

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:23400000円 ( 直接経費:18000000円 、 間接経費:5400000円 )

    本研究は,「声」のことばの型が成立(レジスター化)する様相を,アニメの声質の音響的な特性とその声が喚起する「カワイイ」等の情動との関係を手がかりに,日本およびその他地域・文化等で調査する。その結果を,社会言語学,音声学,現代思想,メディア論,生物言語学の観点から分野横断的・融合的に考察し,ことばの文化的制度化が言語の普遍性と社会・文化の個別性の相互作用によって生じる様相を捉え,言語文化研究の新たな方向性を示すことを試みる。本年度は以下のような実績を上げた。
    (1) 声優コース大学生(女性)の音声データを分析し,アニメの4タイプの女性キャラクター(かわいい,女性勇者,大人の女性,ボーイッシュ)の母音「あ」の声質の音響的特徴を探った。①フォルマント:F1,F2周波数は,「かわいい」 は高い周波数領域に,「勇者」 は低い周波数領域に,「大人」と「ボーイッシュ」は中間に位置するなど,フォルマント周波数がキャラクターの違いに関連すること,またF1~F3の強度は,「かわいい」だけが顕著に強く,声質の目立ちに寄与している可能性が高いことがわかった。②スペクトル傾斜:統計分析の結果,息漏れ性に関連する特徴(H1-H2, H1-A3など)については,「かわいい」は負の相関を示すこと,またエネルギーに関する特徴(alpha ratio, Hammarberg indexなど)を見ると,「かわいい」が高周波数帯域のエネルギーが強いことから共鳴性の強い声であることが示唆された。③基本周波数(F0):「かわいい」は一般の認識どおりに顕著に高い平均値を示した。これらのことから,「カワイイ」声には音響的に見て一定の型があるのではないかと考えられる。
    (2) 現代日本文化におけるアニメの声の社会的意味と音響的特徴の関連性を捉える枠組みについての提案を,EAJSなどの学会において発表した。

  • トポス概念を中心としたメディア考古学の射程の再検討

    研究課題/領域番号:21K00129  2021年4月 - 2024年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

    太田 純貴

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:3380000円 ( 直接経費:2600000円 、 間接経費:780000円 )

    当初の計画では、メディア考古学と相補関係にあるメディアアートの祭典(アルス・エレクトロニカなど)の調査、および現地での研究者との意見交換を軸としていた。しかしながら、コロナウイルスの蔓延や世界情勢の不安定化などを鑑み、海外での調査・知見の交換は次年度以降に対応することに方針を変更した。
    その上で、ここ数年間取り組んできたユッシ・パリッカ『メディアの地質学』(Jussi Parikka, Geology of Media, Minnesota Press, 2015)の翻訳に傾注することにした。当該書は、メディア考古学的研究を土台として、新たなメディア文化研究の領域を精力的に開拓し続けているパリッカが、メディア文化と地質学=地球との関係を再考する著作である。計画初年度である2021年に『メディアの地質学』の翻訳に集中的に取り組むことで、ほぼ完了にまで至り出版の準備が相当整ったことは、研究成果として非常に大きい。
    メディア考古学者の草分けであるエルキ・フータモがメディア考古学の理論を着想したのは、1990年代のことであった。当該年代のメディア文化関係の資料収集は一定程度進めることができた。資料収集にあたって1980-90年代の文化・社会的動向を調査した派生的な研究成果として、同時代の漫画についての論文を執筆した。
    また、佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館で開催された、田中久重展の調査ができた。東芝の創始者として語られる田中久重、通称からくり儀右衛門を、からくり文化ーものづくり文化ー企業史の流れで把握しつつ、メディア文化の議論へと多角的に接続するための視点をいくつも得ることができた。
    メディア考古学はメディアアートを中心としたアートと強く関わり合っている。鹿児島で活躍する現代アーティストらとトークイベントやワークショップを開催できたのは、今後の研究活動に有益である。

  • メディア文化と都市の関係についてのメディア論的・視覚文化論的研究

    2019年5月 - 2020年3月

    鹿児島大学  平成31年度若手教員海外研究支援事業(地域貢献型) 

    太田純貴

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  • 「ポスト身体社会」における芸術・文化経験の皮膚感覚についての横断的研究

    研究課題/領域番号:19H01207  2019年4月 - 2022年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

    平芳 幸浩, 若林 雅哉, 池側 隆之, 平芳 裕子, 高木 彬, 藤田 尚志, 牧口 千夏, 太田 純貴

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:10140000円 ( 直接経費:7800000円 、 間接経費:2340000円 )

    2020年度は春に京都工芸繊維大学美術工芸資料館にて、展覧会「肌色って何色? 広告ポスターに見る皮膚表現」を開催する予定であったが、COVID-19の影響により資料館自体が休館を余儀なくされたため、2021年度以降に延期となった。
    研究会合としては、秋には、研究分担者の太田純貴先生中心となって、がユトレヒト大学のナンナ・フェルフーフ先生を招聘し、鹿児島大学にて国際シンポジウムを予定したが、こちらもCOVID-19の影響により出入国手続きが極めて困難な状況となり開催を延期することとなった。冬の研究会として2021年3月11日に、オンラインにて会合を実施した。研究分担者である鹿児島大学の太田純貴先生ならびに九州産業大学の藤田尚志先生に以下の題目で研究報告を行なっていただいた。
    太田純貴「皮膚の想像力と岩明均作品」
    藤田尚志「触覚をめぐる最近の哲学的考察(デリダ、伊藤亜紗)ーー痒さの哲学に向けて」
    両報告は、美学的観点からこれまで身体論において研究されてきた「触覚」の問題を人体を覆うセンサー網としての皮膚へと拡張し、再検討するものであった。太田先生は漫画『寄生獣』における皮膚の問題を中心とし、藤田先生はデリダおよび伊藤亜紗の哲学的考察を出発点として皮膚における「痒み」に焦点を当てる意義深い報告であった。
    上記以外の研究分担者は、以下のようなそれぞれの研究テーマについて持続的な調査研究を行った。「荒川修作+マドリン・ギンズによる天命反転における皮膚感覚」(平芳幸浩)「現代ファッションにおける皮膚感覚の変容」(平芳裕子)「ヴィデオ・アートにおける身体と皮膚の表象」(牧口千夏)「アニメーショ ンにおける皮膚表象」(若林雅哉)「現代文学における「皮膚感覚」表象」(高木彬)「映像がもたらす記憶と創造の相互作用」(池側隆之)。

  • 鹿児島と芸術文化

    2018年8月 - 2019年3月

    鹿児島大学  平成30年度 教育研究活動(プロジェクト等)概算要求事項(「南九州・南西諸島を舞台とした地域中核人材育成を目指す新人文社会系教育プログラムの構築」) 

    太田純貴

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

  • 鹿児島における光学の歴史・文化・芸術

    2017年10月 - 2018年1月

    鹿児島大学  平成29年度 教育研究活動(プロジェクト等)概算要求事項(「南九州・南西諸島を舞台とした地域中核人材育成を目指す新人文社会系教育プログラムの構築」) 

    太田純貴

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  • アニメの「声」の文化とその制度化を言語学,現代思想,メディア論の協同で捉える試み

    研究課題/領域番号:17K18485  2017年6月 - 2020年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

    太田 一郎, 宇都木 昭, 太田 純貴

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    配分額:6370000円 ( 直接経費:4900000円 、 間接経費:1470000円 )

    アニメ声優が演じる「声」の音響的独自性が人びとの「感覚」に内面化した社会文化的な制度として確立している様子を主に言語学とメディア論の観点から複合的にとらえることを試みた。(1) 女性声優のアニメの声と一般女性の声を比較した結果,アニメの声にはより多くの倍音成分が含まれるなどスペクトル包絡に関わる特性が見られる,(2) アニメと声をめぐる状況は 声優とキャラの間の「演技」,キャラとファンの間の「受容(消費)」,ファンと声優の間の「情的関与」が考察の対象となる, (3) アニメ・声・身体の関係の議論についての重層的な声の受容を論じる聴覚文化論や「音象徴」などの言語学的知見が有効なことなどを示した。

  • アニメの「声」の文化とその制度化を言語学,現代思想,メディア論の協同で捉える試み

    2017年4月 - 2020年3月

    科学研究費補助金  挑戦的萌芽研究

  • 平成28年度若手研究者及び女性研究者に対する研究助成金

    2017年1月 - 2017年3月

    鹿児島大学  学長裁量経費による研究支援 

    太田純貴

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  • メディアアートにおける「触覚」概念の研究

    2011年9月 - 2012年10月

    京都大学教育研究振興財団  京都大学教育研究振興財団在外研究長期助成 

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    資金種別:競争的資金

  • 人文科学的見地からのタイムマシン/タイムトラヴェル研究

    2010年4月 - 2011年3月

    日本記号学会  日本記号学会川本基金グループ研究助成 

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    資金種別:競争的資金

  • メディアアート「再考」──ヴィデオアートを中心に

    2009年4月 - 2011年3月

    科学研究費補助金  特別研究員奨励費

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担当経験のある授業科目

  • 人文社会総合論

    2023年4月
    -
    2023年7月
    機関名:鹿児島大学

  • 情報活用

    2022年4月
    -
    2022年8月
    機関名:鹿児島大学

  • メディアと文化演習

    機関名:鹿児島大学

  • ポピュラーカルチャー論講義

    機関名:鹿児島大学

  • ポピュラーカルチャー論演習

    機関名:鹿児島大学

  • ポピュラーカルチャー特論演習

    機関名:鹿児島大学

  • ポピュラーカルチャー特論

    機関名:鹿児島大学

  • コース基礎演習

    機関名:鹿児島大学

  • メディア論入門

    機関名:鹿児島大学

  • 表象文化論演習

    機関名:鹿児島大学

  • 芸術文化史演習

    機関名:鹿児島大学

  • 芸術文化史概説

    機関名:鹿児島大学

  • 自然科学から見る人・文化・社会

    機関名:鹿児島大学

  • 島嶼ツーリズム論

    機関名:鹿児島大学

  • 初年次セミナー

    機関名:鹿児島大学

  • 人間環境文化論特論

    機関名:鹿児島大学

  • 人文科学基礎

    機関名:鹿児島大学

  • 人文科学入門

    機関名:鹿児島大学

  • モダン・アート入門

    機関名:鹿児島大学

  • 多元地域文化コース基礎

    機関名:鹿児島大学

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社会貢献活動

  • Erkki Huhtamoによるレクチャー「Screenology, or Media Archaeology of the Screen」

    役割:コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画, 運営参加・支援

    鹿児島大学  スクリーノロジー、もしくはスクリーンのメディア考古学  2023年12月

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    対象: 大学生, 大学院生, 教育関係者, 研究者

    種別:セミナー・ワークショップ

    レクチャーは英語で行われ。それ以外の議論等は日本語と英語を併用した。

    添付ファイル: 20231222_Huhtamo_lecture.pdf

  • アートと地域と教育

    役割:出演, コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画, 運営参加・支援

    鹿児島大学、「鹿児島の近現代」教育センター  アートと地域と教育  鹿児島大学法文学部HP  2023年12月

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    対象: 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 保護者, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

    鹿児島の近現代センターHPにも掲載あり。
    https://kadai-kingendai.jp/information/231222-01/

    添付ファイル: information231110-01-flyer.pdf

  • アートと地域と美術館

    役割:出演, コメンテーター, 司会, インタビュアー, 情報提供, 企画, 運営参加・支援

    鹿児島大学、「鹿児島の近現代」教育センター  アートと地域と美術館  鹿児島大学法文学部HP  2023年11月

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    対象: 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 保護者, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

    鹿児島の近現代センターのHPにも掲載あり。
    https://kadai-kingendai.jp/information/231221-01/

    添付ファイル: information231024-01-flyer (1).pdf

  • アートと地域とまちづくり

    役割:出演, コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画, 運営参加・支援

    鹿児島大学、「鹿児島の近現代」教育センター  アートと地域とまちづくり  鹿児島大学法文学部HP  2023年10月

     詳細を見る

    対象: 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 研究者, 社会人・一般, 学術団体

    種別:セミナー・ワークショップ

    「鹿児島の近現代」教育センターにも情報あり。https://kadai-kingendai.jp/information/231114-01/

    添付ファイル: 20231027_イベントチラシ.pdf

  • 現代アートと地域とまちづくり

    役割:出演, コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画

    鹿児島大学  鹿児島大学法文学部  2022年12月

     詳細を見る

    対象: 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

    添付ファイル: 【sns】現代アートと地域とまちづくり表.jpg

  • 高嶺格と吉岡洋とのワークショップ

    役割:出演, コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画

    鹿児島大学  鹿児島大学法文学部  2022年11月

     詳細を見る

    対象: 大学生, 大学院生, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

    添付ファイル: 20221125_高嶺・吉岡WS.pdf

  • 「生きる私が表すことは。」総括ワークショップ

    役割:コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画

    鹿児島大学法文学部  2022年10月

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    対象: 教育関係者, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

    添付ファイル: 生きる私がws表1019 (3).png

  • 状況をつくること(小柴美保氏(Mirai Institute代表)とのオンライントークイベント)

    役割:コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画

    2022年3月

  • 手を動かし(続け)てみること(篠崎理一郎氏(アーティスト/イラストレーター)とのオンライントークイベント)

    役割:コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画

    2022年1月

  • 展覧会とキュレーション──「生きる私が表すことは。」を中心に(原田真紀氏(インディペンデント・キュレーター)とのオンライントークイベント)

    役割:出演, コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画

    2022年1月

  • 編むことと傷つけること──つなぐことの裂け目──(美術作家・平川渚とのトークイベント)

    役割:出演, コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画

    2021年12月

  • 記録と記憶のはざま(現代アーティスト・木浦奈津子とのトークイベント・ワークショップ)

    役割:出演, コメンテーター, 司会, インタビュアー, 企画

    2021年11月

  • アートな青空会議 -わたし達がアートを体験し続けるために-

    役割:出演

    かごしま文化情報センター(KCIC)  げいじゅつ たいけん! かんまちあ  2019年3月

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    対象: 幼稚園以下, 小学生, 中学生, 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 保護者, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

  • 『オーテマティック 大寺聡作品集』をめぐって

    役割:司会, 企画

    平成30年度教育研究活動(プロジェクト等)概算要求事項「南九州・南西諸島を舞台とした地域中核人材育成を目指す 新人文社会系教育プログラムの構築」  鹿児島大学  2019年2月

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    対象: 大学生, 大学院生, 教育関係者, 研究者, 社会人・一般, メディア

    種別:セミナー・ワークショップ

    大寺聡(イラストレーター)、村山淳(グラフィックデザイナー)、井原慶一郎(鹿児島大学)と、『オーテマティック 大寺聡作品集』についてのワークショップ。

    添付ファイル: チラシ(20190214)配布用.pdf

  • エルキ・フータモによるワークショップ「メディア、モーション、トランスポーテーション:考古学的検討」

    役割:司会, 情報提供, 企画

    鹿児島大学  2018年12月

     詳細を見る

    対象: 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

    メディア考古学者のエルキ・フータモによるワークショップ/トークイベント。

    添付ファイル: フータモチラシ(20181218).pdf

  • 性が、生がモノモノしい

    役割:運営参加・支援

    文芸共和国の会  第12回文芸共和国の会  2018年12月

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    対象: 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 研究者, 社会人・一般, 学術団体, 企業, メディア

    種別:セミナー・ワークショップ

  • 京都賞受賞者鹿児島講演会における受賞者紹介

    役割:情報提供

    2018年11月

     詳細を見る

    種別:講演会

    京都賞鹿児島講演会において、思想・芸術部門受賞者であるジョーン・ジョナス氏の紹介を担当。

  • アニメ・声・現代思想

    役割:司会, 企画

    2018年9月

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    対象: 大学生, 大学院生, 研究者

    種別:セミナー・ワークショップ

    アニメと声の関係を、現代思想を中心とした観点から分析するワークショップを企画・開催。

  • アニメの声、アニメと声

    役割:司会, 企画

    2018年9月

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    対象: 大学生, 大学院生, 教育関係者, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

    小池隆太氏を講師に迎えた、声とサブカルチャー(特にアニメ)についてのレクチャー・ワークショップを企画・開催。

    添付ファイル: 「アニメの声、アニメと声」チラシ.pdf

  • 人文学の可能性・射程

    役割:講師

    鹿児島大学  2018年度夏季オープンキャンパス  2018年8月

  • 声と身体をめぐる(複数の)回路

    役割:司会, 情報提供, 企画

    2018年3月

     詳細を見る

    対象: 大学院生, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

    アニメ声をテーマに、身体と声の関係性を考察するワークショップを開催。

  • 聴覚文化論の現在

    役割:司会, 企画

    2018年3月

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    対象: 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 研究者, 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

    秋吉康晴氏を招待して、聴覚文化論についてのレクチャー・研究会(来聴自由)を企画・開催。

    添付ファイル: 「聴覚文化論の現在」チラシ.jpg

  • 美や芸術を論じるとは?(芸術系)

    役割:講師

    大学地域コンソーシアム鹿児島・高大連携事業部会 鹿児島県内9大学・短期大学「合同進学ガイダンス」  2017年12月

  • 鹿児島大学×紀伊国屋書店「私と/の本」

    役割:助言・指導, 企画, 運営参加・支援

    紀伊國屋鹿児島店  2017年7月

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    対象: 小学生, 中学生, 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 保護者, 研究者, 社会人・一般, 企業

    種別:セミナー・ワークショップ

    紀伊国屋書店鹿児島店と協力し、学生による本紹介およびそれに関連したPOP制作の指導。

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メディア報道

  • アートと地域とまちづくり 新聞・雑誌

    南日本新聞  南日本新聞  南日本新聞朝刊16面  2023年11月

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    執筆者:本人以外 

  • 第34回鹿児島コロキウム

    鹿児島大学  2018年11月

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    京都賞受賞者であるジョーン・ジョナス氏(思想・芸術部門)を囲むコロキウムにおいて、司会・進行および質疑を担当。