Organization
Research Field in Law, Economics and the Humanities, Education, Law, Economics and the Humanities Area Faculty of Law, Economics and the Humanities Department of Law, Economics and Sociology Professor
Title
Professor
KIDO Hideyuki
Degree
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文学修士 ( 1985.3 九州大学 )
Research Interests
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情報社会論
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消費社会
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現代社会論
Research Areas
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Humanities & Social Sciences / Sociology
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Humanities & Social Sciences / Sociology / Theory of Sociology, Study of Contemporary Society
Research History
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Kagoshima University Research Field in Law, Economics and the Humanities, Education, Law, Economics and the Humanities Area Faculty of Law, Economics and the Humanities Department of Law, Economics and Sociology Professor
2017.4
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Kagoshima University
1988.4
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Kagoshima University Abolition organization Department of Economics Professor
1988.4 - 2017.3
Professional Memberships
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日本社会分析学会
2015.10
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西日本社会学会
2015.10
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日本社会学会
2015.10
Papers
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KIDO Hideyuki . A Study of Visualization of Local Society in Digitalized Social Visions: Social Meanings of Local Digital Infrastructure from View of Studies of Contemporary Society . Journal of Ecomomics and Sociology ( 99 ) 1 - 18 2023.10
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KIDO Hideyuki . On The Role of Regional Informatization in Digital Society from A Viewpoint of Theory of Contemporary Society: A Study on Regional Society as Middle Region in Contemporary Society . Journal of Economics and Sociology ( 99 ) 1 - 19 2022.10On The Role of Regional Informatization in Digital Society from A Viewpoint of Theory of Contemporary Society: A Study on Regional Society as Middle Region in Contemporary Society
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KIDO Hideyuki . On Regional Informatization In Digitalizing Contemporary Society: Social Meanings of Regional Information Infrastructure from View of Study of Contemporary Society . Journal of Economics and Sociology ( 97 ) 19 - 39 2021.11On Regional Informatization In Digitalizing Contemporary Society: Social Meanings of Regional Information Infrastructure from View of Study of Contemporary Society
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Kido, Hideyuki . On Sociological Issues of Regional Informatization from Viewpoint of Theory of Contemporary Society: Regional Information Infrastructure as Architecture of Middle Region of Sosiety . Journal of Economics and Sociology Kagoshima University ( 95 ) 87 - 104 2020.10On Sociological Issues of Regional Informatization from Viewpoint of Theory of Contemporary Society: Regional Information Infrastructure as Architecture of Middle Region of Sosiety
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KIDO Hideyuki . TOMOEDA, Toshio, HAMA, Hideo, YAMADA, Mamoru, <i>Shakaigaku no Chikara</i> . Journal of Sociological Society of West Japan18 ( 0 ) 133 - 134 2020
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KIDO Hideyuki . A Sociological Essay on Recognition of Living Area in Contemporary Regional Society from a Viewpoint of 'Person-Concerned of Life': In the Case of Usuki City, Oita Prefecture . Journal of Econimics and Sociology ( 93 ) 1 - 19 2019.10A Sociological Essay on Recognition of Living Area in Contemporary Regional Society from a Viewpoint of 'Person-Concerned of Life': In the Case of Usuki City, Oita Prefecture
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Hideyuki KIDO . A Sociological Essay on Social Recognition of Contemporary Regional Society of Everyday Life: In the Case of Usuki City, Oita Prefecture . Journal of Economics and Sociology ( 91 ) 1 - 19 2018.10A Sociological Essay on Social Recognition of Contemporary Regional Society of Everyday Life: In the Case of Usuki City, Oita Prefecture
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Hideyuki KIDO . An Sociological Essay on Visualization of Contemporary Regional Society of Everyday Life: In the Case of Usuki City, Oita Prefecture . ( 89 ) 1 - 16 2017.10An Sociological Essay on Visualization of Contemporary Regional Society of Everyday Life: In the Case of Usuki City, Oita Prefecture
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Hideyuki Kido . A Sociological Essay on recognition of Regional Society and Regional Infprmatization in Contemporay Society: In the Case of Usuki City, Oita Prefecture . Journal of Economics and Sociology ( 87 ) 21 2016.10A Sociological Essay on recognition of Regional Society and Regional Infprmatization in Contemporay Society: In the Case of Usuki City, Oita Prefecture
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Hideyuki Kido . On Social Functions Served by Informatization Activities of Regional Society for Regional Revitalization: In the Case of Usuki City, Oita Prefecture . Journal 0f Economics and Sociology ( 85 ) 23 - 39 2015.10On Social Functions Served by Informatization Activities of Regional Society for Regional Revitalization: In the Case of Usuki City, Oita Prefecture
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城戸秀之 . 現代社会における社会空間の変容と地域情報化の社会的位相に関する試論――大分県３市のケーブルテレビ事業を事例として―― . 経済学論集・鹿児島大学法文学部 ( 83 ) 57 - 74 2014.10現代社会における社会空間の変容と地域情報化の社会的位相に関する試論――大分県３市のケーブルテレビ事業を事例として――
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城戸秀之 . 地域情報化における社会的位相の重要性に関する試論──大分県の行政ケーブルテレビ局を事例として── . 経済学論集 ( 81 ) 1 - 18 2013.10地域情報化における社会的位相の重要性に関する試論──大分県の行政ケーブルテレビ局を事例として──
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城戸秀之 . 社会的変化としての地域情報化における社会的位相に関する試論―大分県の事例をもとに― . 経済学論集・鹿児島大学法文学部 ( 79 ) 1 - 18 2012.10社会的変化としての地域情報化における社会的位相に関する試論―大分県の事例をもとに―
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城戸秀之 . 社会的表象としての地域情報の諸相――地域情報化における社会的準拠枠に関する試論 . 経済学論集・鹿児島大学法文学部 ( 77 ) 1 - 13 2011.10社会的表象としての地域情報の諸相――地域情報化における社会的準拠枠に関する試論
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城戸秀之 . 「地域の情報化」から「情報の地域化」へ――地域情報化における現代社会論的視点に関する試論―― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会 ( 75 ) 1 - 10 2010.9「地域の情報化」から「情報の地域化」へ――地域情報化における現代社会論的視点に関する試論――
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城戸秀之 . 地域情報化への社会学的アプローチに関する試論 . 経済学論集・鹿児島大学経済学会 ( 74 ) 1 - 10 2010.3地域情報化への社会学的アプローチに関する試論
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城戸秀之 . 地域情報化におけるリスクとソーシャル・キャピタル―大分県の事例をもとに― . 西日本社会学会年報 ( 7 ) 29 - 44 2009.5地域情報化におけるリスクとソーシャル・キャピタル―大分県の事例をもとに―Reviewed
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城戸秀之 . 「社会的過程」としての地域情報化―地域情報化における「社会認識」に関する試論― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会 ( 70 ) 15 - 27 2008.8「社会的過程」としての地域情報化―地域情報化における「社会認識」に関する試論―
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城戸秀之 . ユビキタスネットワーク社会における地域社会の多元的情報化について―大分県臼杵市の事例をもとに― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会 ( 68 ) 21 - 40 2007.11ユビキタスネットワーク社会における地域社会の多元的情報化について―大分県臼杵市の事例をもとに―
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城戸秀之 . 現代日本における若者イメージ―豊かな社会における若年世代認識の変化について－ . 社会分析・日本社会分析学会※ ( 34 ) 75 - 91 2007.3現代日本における若者イメージ―豊かな社会における若年世代認識の変化について－Invited
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城戸秀之 . 「ユビキタスネットワーク社会」、市町村合併と地域情報化―大分県臼杵市の事例をもとに― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 65 ) 17 - 40 2006.11「ユビキタスネットワーク社会」、市町村合併と地域情報化―大分県臼杵市の事例をもとに―
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城戸秀之 . IT化の進展と地域情報化の転換について―大分県臼杵市の事例をもとに― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 63 ) 1 - 19 2005.11IT化の進展と地域情報化の転換について―大分県臼杵市の事例をもとに―
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城戸秀之 . IT化の推進と地域社会の情報化―大分県臼杵市の事例をもとに― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 61 ) 49 - 64 2004.3IT化の推進と地域社会の情報化―大分県臼杵市の事例をもとに―
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城戸秀之 . 地域情報化への多元的アプローチの可能性について―大分県の事例をもとに― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 60 ) 39 - 54 2003.12地域情報化への多元的アプローチの可能性について―大分県の事例をもとに―
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城戸秀之 . 地域社会の「中」での情報化とは何か―大分県臼杵市の地域情報化基盤整備事業を事例として― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 58 ) 45 - 65 2002.12地域社会の「中」での情報化とは何か―大分県臼杵市の地域情報化基盤整備事業を事例として―
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城戸秀之 . 「ＩＴ革命」のなかの地域と生活者―大分県の事例をもとに― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 55 ) 85 - 105 2001.11「ＩＴ革命」のなかの地域と生活者―大分県の事例をもとに―
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城戸秀之 . 地域情報化における情報ネットワークの「公共性」について―大分県の事例をもとに― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 53 ) 77 - 101 2000.11地域情報化における情報ネットワークの「公共性」について―大分県の事例をもとに―
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城戸秀之 . 地域情報化にみる現代日本の社会認識―大分県の事例をもとに― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 51 ) 1 - 22 1999.11地域情報化にみる現代日本の社会認識―大分県の事例をもとに―
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城戸秀之 . 地域情報ネットワークのなかのコミュニティと生活者―ネットワークとコミュニティの公共性について― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 49 ) 71 - 90 1998.12地域情報ネットワークのなかのコミュニティと生活者―ネットワークとコミュニティの公共性について―
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城戸秀之 . 情報ネットワークのなかの地域と生活者―大分県の事例から― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 46 ) 1 - 16 1997.3情報ネットワークのなかの地域と生活者―大分県の事例から―
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城戸秀之 . 情報化の中の＜私＞ . 福村出版※ ( ※ ) 116 - 137 1996.7情報化の中の＜私＞
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城戸秀之 . 『生活者』イメージにみる90年代的人間観―消費社会論再考のための覚え書き― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 43 ) 77 - 88 1995.12『生活者』イメージにみる90年代的人間観―消費社会論再考のための覚え書き―
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城戸秀之 . 多元的消費分析の可能性について . 社会分析・社会分析学会※ ( 21 ) 33 - 42 1994.3多元的消費分析の可能性について
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城戸秀之 . 現代の消費と地域社会――地域ブランドの類型化の試み―― . 経済学論集・鹿児島大学経済学会※ ( 40 ) 49 - 60 1994.3現代の消費と地域社会――地域ブランドの類型化の試み――
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小谷敏,城戸秀之 . 若者論を読む . 世界思想社※ ( ※ ) 86 - 109 1993.11若者論を読む
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城戸秀之 . 知識への類型的アプローチと解釈的アプローチ―文化の社会的構成に関する試論（２）― . 経済学論集・鹿児島大学法文学部※ ( 36 ) 105 - 112 1992.3知識への類型的アプローチと解釈的アプローチ―文化の社会的構成に関する試論（２）―
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城戸秀之 . 現代社会における知識の存在拘束性に関する試論―消費社会論、情報社会論への知識社会学的アプローチ― . 経済学論集・鹿児島大学法文学部※ ( 33 ) 81 - 95 1990.12現代社会における知識の存在拘束性に関する試論―消費社会論、情報社会論への知識社会学的アプローチ―
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城戸秀之 . 文化の「社会的構成」に関する試論 . 経済学論集・鹿児島大学法文学部※ ( 31 ) 57 - 72 1989.11文化の「社会的構成」に関する試論
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城戸秀之 . 文化の理論における「存在被拘束性」の概念―Ｔ・Ｓ・エリオットの「文化理論」をめぐって― . 経済学論集・鹿児島大学法文学部※ ( 30 ) 19 - 30 1987.3文化の理論における「存在被拘束性」の概念―Ｔ・Ｓ・エリオットの「文化理論」をめぐって―
Books
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IT化が進む現代日本における地域情報ネットワークの社会的構造に関する研究
城戸秀之（ Role： Sole author）
科学研究費補助金研究成果報告書 2004.3
Presentations
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城戸秀之 地域の「情報化」から情報の「地域化」へ──地域情報化における「社会的準拠枠」に関する一考察──
日本社会分析学会 日本社会分析学会
Research Projects
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地域社会の社会的変動過程としての地域情報化に関する社会学的研究
2011.4 - 2013.3
科学研究費補助金 基盤研究(C)
この研究では、ブロードバンドによる基盤整備としての地域情報化とは異なる地域社会が主体となった情報通信サービスの利活用の可能性を求めて、大分県での事例をもとにその社会学的要件を明らかにすることを課題とした。絶えず汎用性を高める先端的情報通信環境は、個々のレベルでは、標準化された一律の対応をユーザに要求するため、自己の状況をふまえた主体的な選択の幅は狭くなっている。しかし、大分県の調査では、県域の情報通信基盤の利活用・運営をおこなう組織・団体を置くことにより、高度化する情報通信環境への対応が地域の共通課題として対処することを可能とし、自治体などにおける地域社会の状況に合致した個別の主体的な選択を可能にする社会的装置として機能することが明らかになった。
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IT化が進む現代日本における地域情報ネットワークの社会的構造に関する研究
2002.4 - 2004.3
科学研究費補助金 基盤研究(C)
この研究は、大分県での広域情報基盤整備事業を事例としてブロードバンド化が進む情報環境のもとでの地域情報化のあり方について分析をおこなった。大分県はそれまで独自の地域情報化を進めてきたが、現在の情報化がシステムの標準性を重視するために、大分県ではこれまでのように地域社会の独自性をそのままでは情報化事業に反映しにくい状況にあることが分かった。情報化政策による全体レベルの情報化と地域社会における生活レベルでの情報化をいかに有機的に関連させるかが、大きな課題となることが明らかになった。この研究の成果は、城戸秀之「IT化が進む現代日本における地域情報ネットワークの社会的構造に関する研究」平成14～平成15年度科学研究費補助金（基盤研究（Ｃ）（２））研究成果報告書（研究代表者 城戸秀之）、1-52ページ、2004年、にまとめられている。
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地域社会のメディア化と生活者社会の可能性
1996.4 - 1997.3
科学研究費補助金 奨励研究
平成５年の課題を発展させて、「生活者」という観点から、大分県の地域情報化の調査をおこなった。大分県では前述の「一村一品」など他の県の施策と直接結びつけられていないものの、市町村と共同運営する情報インフラの整備や、住民主体の地域ＢＢＳの支援などをおこなうことをとおして、情報化政策は内発的な地域づくりを目指されていた。そこからは地域での情報化や情報ネットワークが生活における「公共性」を認識させ、地域の再定位を可能にしうるものであることが分かった。
この２つの研究から大分県は情報化と社会観・人間観との関係を考察する上で、重要な材料を提供してくれることが分かった。 -
情報化社会における地域アイデンティティの変容過程
1993.4 - 1994.3
科学研究費補助金 奨励研究
この研究課題では前述の理論的研究をふまえて、聞き取り調査によって大分県の「一村一品」と鹿児島県の「鹿児島ブランド」という二つの地域ブランドの比較をおこない、マーケットのなかでの情報戦略が地域社会に対してもつ社会的可能性を考えた。大分県の事例は、「地域ブランド」という情報戦略によって、規模の大小を問わず地域の活動が消費マーケットに位置づけられることをとおして、内発的な地域アイデンティティの可能性を示唆するものであることが分かった。