Updated on 2024/05/08

写真a

 
EGAWA Gyohei
 
Organization
Research Field in Medicine and Health Sciences, Medical and Dental Sciences Area Graduate School of Medical and Dental Sciences Advanced Therapeutics Course Sensory Organology Professor
Title
Professor
 

Papers

  • 掛地 由貴人, 渋谷 真美, 江川 形平, 神戸 直智, 曽根 尚之, 椛島 健治 .  粘膜優位型尋常性天疱瘡に対してリツキシマブ投与後にCOVID-19肺炎に罹患した1例 .  西日本皮膚科85 ( 6 ) 481 - 484   2023.12粘膜優位型尋常性天疱瘡に対してリツキシマブ投与後にCOVID-19肺炎に罹患した1例

     More details

    Language:Japanese   Publisher:日本皮膚科学会-西部支部  

    47歳,男性。45歳時に粘膜優位型尋常性天疱瘡を発症し,プレドニゾロンの内服,免疫抑制剤,ステロイドパルス,免疫グロブリン大量静注療法(intravenous immunoglobulin:IVIG)などで治療をされるも,プレドニゾロン内服薬の減量とともに症状が再燃し,難治であった。2021年12月,本邦でリツキシマブ(リツキサン)が難治性天疱瘡群に対して保険適用となったため,本患者に4週間隔でリツキシマブ1000mgを2回投与した。2回目投与2週間後に発熱,呼吸困難が出現し,重症COVID-19肺炎と診断され当院ICUへ緊急入院となった。人工呼吸器管理や抗ウイルス薬,ステロイドパルスなどの治療で一旦は肺炎が改善したものの,急性呼吸窮迫症候群(acute respiratory distress syndrome)を発症し死亡の転帰となった。なお,本症例ではCOVID-19ワクチンは未接種であった。COVID-19禍における天疱瘡患者へのリツキシマブ投与について,文献的考察を加えて報告する。(著者抄録)

  • Yonekura Satoru, Endo Yuichiro, Fujii Hiroko, Ishikawa Makiko, Egawa Gyohei, Kabashima Kenji .  ファーストラインのタキサン系薬剤による化学療法に抵抗性の皮膚血管肉腫患者におけるパクリタキセルからドセタキセルへの変更またはその逆の臨床的ベネフィット(Clinical benefit of switching from paclitaxel to docetaxel or vice versa in cutaneous angiosarcoma patients resistant to first taxane chemotherapy) .  The Journal of Dermatology50 ( 11 ) 1493 - 1496   2023.11ファーストラインのタキサン系薬剤による化学療法に抵抗性の皮膚血管肉腫患者におけるパクリタキセルからドセタキセルへの変更またはその逆の臨床的ベネフィット(Clinical benefit of switching from paclitaxel to docetaxel or vice versa in cutaneous angiosarcoma patients resistant to first taxane chemotherapy)

     More details

    Language:English   Publisher:John Wiley & Sons Australia, Ltd  

    ファーストラインのタキサン系薬剤に抵抗性の皮膚血管肉腫(CAS)患者において、セカンドラインのタキサン系薬剤に変更した場合の臨床的反応を評価した。2008年1月~2021年6月に日本の単一施設で治療を行ったCAS患者52例のうち、ファーストラインおよびセカンドラインのタキサン系薬剤の投与が2回以上行われた12例について解析した。全患者の全生存期間中央値は29.0ヵ月(範囲6.47~58.5ヵ月)、ファーストラインおよびセカンドラインのタキサン系薬剤投与中の無増悪生存期間(PFS)中央値はそれぞれ5.96ヵ月(範囲1.81~47.1ヵ月)、5.87ヵ月(範囲1.60~18.2ヵ月)であった。パクリタキセル(PTX)からドセタキセル(DTX)に変更した6例とDTXからPTXに変更した6例で、OS中央値に有意差は認めず(22.7 vs 39.5ヵ月)、ファーストラインおよびセカンドラインタキサン系薬剤投与中のPFS中央値にも有意差はなかった(それぞれ5.14 vs 12.5ヵ月、3.5 vs 7.1ヵ月)。客観的奏効率は16.7%(2/12例)、病勢コントロール率は50%(6/12例)であった。CAS患者において、ファーストラインタキサン系薬剤に抵抗性の場合でもセカンドラインタキサン系薬剤のベネフィットが得られることが示された。

  • Egawa Gyohei, Egawa Kiyofumi, Kabashima Kenji .  ブレイクスルー水痘は水痘帯状疱疹ウイルスの異なる遺伝子型によって生じるか(Is breakthrough chickenpox caused by different genotypes of Varicella zoster virus?) .  Pediatrics International63 ( 4 ) 478 - 480   2021.4ブレイクスルー水痘は水痘帯状疱疹ウイルスの異なる遺伝子型によって生じるか(Is breakthrough chickenpox caused by different genotypes of Varicella zoster virus?)

     More details

    Language:English   Publisher:John Wiley & Sons Australia, Ltd  

    症例1は9歳女児で、4歳時に水痘ワクチンの接種歴があった。生来健康であったが、3日前から水疱性の発疹が発現し受診した。主に体幹に小水疱があり、小水疱の周囲には紡錘形の紅斑を認め、Langer割線に沿って広がる傾向がみられた。特有の臨床的特徴を示したため、PCR検査で水痘帯状疱疹ウイルスの遺伝子型を調べたところ、日本型ではなく欧州型であった。患児が住んでいたのは熊本県天草市で、外国人との接触はなく、最近の海外渡航歴はなかった。本症例は、日本で欧州型水痘帯状疱疹ウイルスが確認された2例目であった。症例2は56歳女性で、日本で最初の欧州型水痘帯状疱疹ウイルス感染の症例で、2020年に報告された。水痘帯状疱疹ウイルスに対するIgG力価が高く、臨床症状は症例1と同様で軽症であった。

MISC

  • 【かゆみの発症機序とサイトカイン】IL-31が引き起こすかゆみのメカニズム

    勝尾 公祐, 入江 浩之, 江川 形平

    炎症と免疫   32 ( 2 )   106 - 111   2024.2

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(株)先端医学社  

    IL-31はアトピー性皮膚炎を代表とする2型炎症性疾患において発現上昇がみられるサイトカインであり,とくにかゆみの誘導に重要な役割を果たしている.IL-31の産生源は活性化Th2細胞の他,マクロファージや樹状細胞,肥満細胞,好塩基球,線維芽細胞など多岐に渡る.IL-31刺激はNP3と名付けられた非ペプチド作動性神経によって脊髄後角を介し脳へと伝えられ,かゆみ刺激として受容される.2022年には抗ヒトIL-31受容体Aモノクローナル抗体であるネモリズマブがアトピー性皮膚炎に伴うそう痒に対して保険適応となった.IL-31の作用についてさらなる研究の進展が期待されるとともに,ネモリズマブの適正な使用方針に関する今後の動向が注目される.(著者抄録)

  • 【治療標的がみえてきた 脂質疾患学 がん、不妊症、免疫・神経・皮膚・代謝性疾患のメカニズムから臨床検体による診断、層別化まで】(第3章)脂質と多彩な疾患の深い関係 皮膚疾患 皮膚疾患におけるエイコサノイドの役割

    米倉 慧, 石橋 茉実, 江川 形平, 野村 尚史, 椛島 健治

    実験医学   41 ( 17 )   2901 - 2908   2023.11

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(株)羊土社  

    エイコサノイドは皮膚の恒常性維持と疾患形成にも関与する.本稿では,主要な皮膚疾患である.接触皮膚炎,アトピー性皮膚炎,蕁麻疹,尋常性乾癬におけるエイコサノイドの役割を解説する.また,プロスタグランジンが病態形成に主要な役割を果たす希少疾患として,好酸球性膿疱性毛包炎,肥厚性皮膚骨膜症にもふれる.エイコサノイドは受容体が多岐にわたり,局所の微小環境や,受容体の違いにより相反する効果を発揮する.この二面性がエイコサノイドの臨床応用を難しくしている.本稿がエイコサノイド研究のヒントになれば幸いである.(著者抄録)

  • 【痒み】アトピー性皮膚炎の痒みとその制御

    江川 形平

    皮膚科   4 ( 3 )   317 - 322   2023.9

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(有)科学評論社  

  • アトピー性皮膚炎におけるJanus kinase(JAK)の役割の探求 分子機序と治療戦略に関するレビュー(Exploring the role of Janus kinase(JAK) in atopic dermatitis: a review of molecular mechanisms and therapeutic strategies)

    Kogame Toshiaki, Egawa Gyohei, Kabashima Kenji

    Immunological Medicine   46 ( 3 )   112 - 120   2023.9

     More details

    Language:English   Publisher:Taylor & Francis  

  • 【生体イメージングの最前線-絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開】イメージングで免疫系や生体恒常性を解析する 皮膚の生体イメージング研究

    江川 形平, 椛島 健治

    医学のあゆみ   286 ( 5 )   399 - 405   2023.7

     More details

    Language:Japanese   Publisher:医歯薬出版(株)  

    皮膚は強力なバリア構造を備え,毛包や汗腺といった小器官を内蔵し,さらには皮膚に分布するさまざまな免疫細胞により多彩な免疫応答が繰り広げられることから,生体イメージングを行ううえで魅力的な観察対象である.体表面を覆う臓器であることから観察が容易であり,(1)生体に侵襲を加えずに観察が可能である,(2)試薬塗布などの操作が容易である,(3)さまざまな皮膚疾患の誘導モデルが確立している,といった利点がある.また各種試薬や遺伝子改変マウスを用いて皮膚内の構造物や細胞を蛍光標識し,可視化する方法も確立されている.本稿では,二光子励起顕微鏡を用いて観察した皮膚の細胞や構造物を供覧し,また皮膚で生じる免疫応答から"接触皮膚炎"と"血管透過性亢進"を取り上げ,生体イメージングで明らかになったダイナミックな皮膚免疫の動きについて解説する.(著者抄録)

  • 【生体イメージングの最前線-絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開】新規解析・診断技術の動向 生体イメージングによるきらない皮膚診断

    江川 形平

    医学のあゆみ   286 ( 5 )   482 - 488   2023.7

     More details

    Language:Japanese   Publisher:医歯薬出版(株)  

    "皮膚生検"は皮膚病変の確定診断をつけるために広く行われる検査手技であるが,診断をつける精度が高い一方で検体採取の際に痛みがあること,検体採取部位に瘢痕を残すこと,診断までに時間がかかることなどが検査を行ううえでのハードルとなっている.これを解決するために,さまざまな生体イメージング機器の開発が皮膚生検に代わる検査方法として進んでいる.わが国において皮膚病変の診断補助に用いられる検査機器はダーモスコピーのみであるが,米国では反射型共焦点顕微鏡,マルチスペクトルイメージング,光干渉断層撮影(OCT)が皮膚科の臨床の現場でも用いられ,保険適用ともなっている.本稿では,"切らない皮膚診断"としての生体イメージングの現状と課題について解説する.(著者抄録)

  • バリシチニブが奏効したアトピー性皮膚炎を伴う木村病の症例(A case of Kimura disease with atopic dermatitis successfully treated with baricitinib)

    Ueda Marina, Kogame Toshiaki, Egawa Gyohei, Kambe Naotomo, Kabashima Kenji

    The Journal of Dermatology   50 ( 6 )   e196 - e197   2023.6

     More details

    Language:English   Publisher:John Wiley & Sons Australia, Ltd  

  • 【ここまでわかった!好酸球と皮膚疾患】末梢血好酸球が増加していたらどうする?

    江川 形平

    Derma.   ( 333 )   11 - 16   2023.4

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(株)全日本病院出版会  

    外来で末梢血好酸球増多を診た場合に,どのような鑑別疾患を挙げるか,またどのように診断を進めるかについて概説する.好酸球増多はアレルギー,炎症,感染症,腫瘍などの様々な原因で生じるが,原因によらず末梢血好酸球数が1,500/μL以上の状態が持続(これを好酸球増多症候群と呼ぶ)する場合,好酸球が組織に浸潤,また放出される好酸球ペルオキシダーゼの作用により,肺や腸管,心臓などの様々な臓器に障害が生じる.末梢血好酸球増多をきたす鑑別疾患を知り,臓器障害の発生を見逃さず,適切に他科と連携を図る必要がある.(著者抄録)

  • 皮膚駐在性メモリーT細胞に着目した、アトピー性皮膚炎寛解維持療法の確立

    江川 形平

    先進医薬研究振興財団研究成果報告集   2022年度   122 - 124   2023.3

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(公財)先進医薬研究振興財団  

  • UVA1照射で偶然明らかになった趾間紅色陰癬

    江川 形平, 椛島 健治

    西日本皮膚科   85 ( 1 )   1 - 2   2023.1

     More details

    Language:Japanese   Publisher:日本皮膚科学会-西部支部  

  • 【アトピー性皮膚炎診療の最前線-新規治療をどう取り入れ,既存治療を使いこなすか-】新規治療薬・病勢マーカーを使いこなす 開発中の新薬

    江川 形平

    Derma.   ( 327 )   23 - 28   2022.10

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(株)全日本病院出版会  

    2018年のデュピルマブ発売以降,アトピー性皮膚炎の新規治療薬の発売ラッシュが続いている.アトピー性皮膚炎は世界的にも患者数が多いため治療薬の開発が活発であり,多くの臨床試験が進行中である.抗IL-31抗体ネモリズマブ,抗IL-13抗体トラロキヌマブは近い将来,本邦でも発売となる見込みである.本稿では本邦未発売,あるいは今後臨床の場に登場する可能性のあるアトピー性皮膚炎の治療薬について,外用薬,内服薬,抗体製剤に分けて簡潔に紹介する.(著者抄録)

  • 【皮膚科学研究に応用できる最新テクニックとアプローチ】二光子顕微鏡を用いた皮膚のライブイメージング

    江川 形平

    皮膚科   2 ( 4 )   465 - 472   2022.10

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(有)科学評論社  

  • 【アトピー性皮膚炎の最新情報と新治療】最新のアトピー性皮膚炎

    小亀 敏明, 江川 形平, 椛島 健治

    皮膚病診療   44 ( 8 )   666 - 672   2022.8

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(株)協和企画  

    <文献概要>ポイント ●抗体製剤:IL-4とIL-13受容体の共通サブユニットであるIL-4Rαを標的とした抗体製剤であるデュピルマブが2018年に発売され,画期的な治療効果をもたらした.さらに神経に作用し痒みを直接誘発するIL-31の受容体に対する抗体製剤ネモリズマブも製造販売承認を受けている.●JAK阻害薬:細胞外刺激を細胞内に伝達する役割をもつJanus kinase(JAK)を阻害する低分子化合物が,関節リウマチを皮切りに臨床使用が開始され目覚ましい治療効果をあげている.アトピー性皮膚炎に適応のある薬剤としてバリシチニブが登場して以来,現在,3種類の経口JAK阻害薬が本邦で使用可能である.●軟膏製剤:pan-JAK阻害薬であるデルゴシチニブと,ジファミラストの外用薬が発売されている.ステロイド外用に対して副作用が少ないとされる.

  • 【基盤病態としての慢性炎症】アトピー性皮膚炎の病期における病態推移

    小亀 敏明, 江川 形平, 椛島 健治

    医学のあゆみ   282 ( 1 )   14 - 18   2022.7

     More details

    Language:Japanese   Publisher:医歯薬出版(株)  

    アトピー性皮膚炎の発症機序は、(1)皮膚バリア機能異常、(2)免疫・アレルギー学的異常、(3)痒みの異常、の3点を軸に捉えることでその理解が大きく進んだ。外来抗原に対する防御機構として合目的的に発達してきた皮膚組織修復応答であるが、角層バリアに脆弱性を持つアトピー性皮膚炎患者では、皮膚組織修復応答が過剰に反応し悪循環を起こしている病態と理解される。さらにアトピー性皮膚炎の分子生物学的機構の解明が進むことで、急性期におけるサイトカインプロファイルや関連する免疫細胞の構成が、慢性期におけるそれらとは大きく異なることが明らかとなった。一方、生物学的製剤をはじめとする新規薬剤での治療において不可逆的な変化と考えられていた苔癬化症状の改善が報告されるようになった。今回、近年のアトピー性皮膚炎研究における新知見をもとに最新の治療戦略を考察する。(著者抄録)

  • 【膠原病】基礎 生体内での抗体輸送メカニズム

    江川 形平

    皮膚科   1 ( 1 )   30 - 38   2022.1

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(有)科学評論社  

  • 【皮膚疾患と慢性炎症】接触皮膚炎における抗原提示メカニズム

    江川 形平

    別冊Bio Clinica: 慢性炎症と疾患   10 ( 1 )   58 - 62   2021.5

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(株)北隆館  

    接触皮膚炎(かぶれ)が誘導されるには、「リンパ節」と「皮膚」の2ヶ所でT細胞への抗原提示が行われる必要がある。しかし「皮膚」の中でどのように抗原提示が行われているのか、長らく不明であった。近年のライブイメージングを用いた観察で、抗原曝露後の数時間で真皮内に樹状細胞とT細胞のクラスターが形成されることが見出されている。本クラスター構造(inducible Skin-Associated Lymphoid Tissue:iSALTと呼ばれる)は皮内における効率的な抗原提示のための場となり、接触皮膚炎の惹起に重要な役割を担っていると考えられている。(著者抄録)

  • 同種骨髄移植後に分節型扁平母斑に一致した皮膚急性移植片対宿主病(Cutaneous acute graft-versus-host disease that coincided with segmental type nevus spilus following an allogenic bone marrow transplantation)

    Komatsu-Fujii Takayoshi, Egawa Gyohei, Kaku Yo, Nomura Takashi, Kabashima Kenji

    The Journal of Dermatology   48 ( 5 )   e217 - e218   2021.5

     More details

    Language:English   Publisher:John Wiley & Sons Australia, Ltd  

  • 【かゆみの科学】サイトカインとかゆみ

    江川 形平

    Medical Science Digest   47 ( 4 )   188 - 191   2021.4

     More details

    Language:Japanese   Publisher:(株)ニュー・サイエンス社  

    かゆみは、「掻破行動を伴う皮膚の不快な感覚」と定義される。掻破行動は、皮膚から物理的に異物を取り除いて恒常性を保つための反応であり、免疫応答の一種とも考えることができる。実際、痒みのあるところには多くの場合「炎症」が生じており、また、免疫細胞が産生する様々なサイトカインが痒みを生じさせることが明らかとなっている。本稿では、炎症性サイトカインが引き起こす痒みについて概説する。(著者抄録)

  • 麻疹ワクチン接種後に出現した発熱と肺炎を伴う苔癬様発疹(Lichenoid eruptions accompanied by fever and pneumonia after measles vaccination)

    Takeuchi Nao, Egawa Gyohei, Kuwai Takumi, Kaku Yo, Kabashima Kenji

    The Journal of Dermatology   48 ( 3 )   e126 - e127   2021.3

     More details

    Language:English   Publisher:John Wiley & Sons Australia, Ltd  

▼display all

Presentations

  • 江川 形平, 椛島 健治, 江川 清文   高齢者水痘 VZVの再感染について  

    日本皮膚科学会雑誌  2021.7  (公社)日本皮膚科学会

     More details

    Language:Japanese  

  • Adachi Akimasa, Honda Tetsuya, Dainichi Teruki, Egawa Gyohei, Yamamoto Yosuke, Nomura Takashi, Maekawa Masamitsu, Mano Nariyasu, Koyanagi Naoto, Kawaguchi Yasushi, Ohteki Toshiaki, Nagasawa Takashi, Ikuta Koichi, Kitoh Akihiko, Kabashima Kenji   長時間の高強度運動はグルココルチコイドを介して単純ヘルペスウイルス感染に対する変動する免疫応答を誘導する(Prolonged high-intensity exercise induces fluctuating immune responses to herpes simplex virus infection via glucocorticoids)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2022.10  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • Miyake Toshiya, Nakamizo Satoshi, Egawa Gyohei, Kobayashi Kenji   腫瘍壊死因子αは細胞傷害性Tリンパ球誘導性皮膚炎の誘発と維持に重要な役割を担っている(Tumor necrosis factor-alpha plays crucial role in both the induction and maintenance of cytotoxic T lymphocyte-induced dermatitis)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2021.12  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • Miyake Toshiya, Egawa Gyohei, Nakamizo Satoshi, Kabashima Kenji   腫瘍壊死因子αはマウスGVHD様皮膚炎モデルの誘導と維持の両方において極めて重要な役割を果たしている(Tumor necrosis factor-alpha plays pivotal role in both the induction and maintenance of murine GVHD-like dermatitis model)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2022.10  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • 谷口 君香, 矢嶋 萌, 高田 麻由実, 小森 崇矢, 江川 形平, 遠藤 雄一郎, 大塚 篤司, 椛島 健治   繰り返す仙骨部の皮下膿瘍の原因が毛巣洞であった1例  

    皮膚の科学  2021.6  日本皮膚科学会-大阪地方会・京滋地方会

     More details

    Language:Japanese  

  • 掛地 由貴人, 渋谷 真美, 江川 形平, 神戸 直智, 椛島 健治, 曽根 尚之   粘膜優位型尋常性天疱瘡に対してリツキシマブ投与後にCovid-19肺炎に罹患した1例  

    日本皮膚科学会雑誌  2023.3  (公社)日本皮膚科学会

     More details

    Language:Japanese  

  • Kosaka Ken I., Nakamizo Satoshi, Egawa Gyohei, Kabashima Kenji   直鎖状ユビキチン化によるTNF-NF-κBシグナル伝達の活性化はイミキモド誘発乾癬モデルマウスを特異的に悪化させる(Activation of TNF-NF-κB signaling by linear ubiquitination specifically exacerbates a murine imiquimod-induced psoriasis model)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2021.12  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • Yonekura Satoru, Endo Yuichiro, Fujii Hiroko, Egawa Gyohei, Kabashima Kenji   皮膚血管肉腫の予後を予測する臨床病理学的パラメータ 後向き解析(Clinicopathological parameters to predict prognosis in cutaneous angiosarcoma: a retrospective analysis)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2021.12  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • 江川 形平   皮膚免疫応答の可視化  

    日本皮膚科学会雑誌  2021.5  (公社)日本皮膚科学会

     More details

    Language:Japanese  

  • Egawa Gyohei   皮膚免疫反応の可視化 なぜ起こるのか(Visualization of skin immune responses; why it happens?)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2022.10  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • 江川 形平   痒みのメカニズムと新規治療ターゲットへの期待  

    西日本皮膚科  2022.6  日本皮膚科学会-西部支部

     More details

    Language:Japanese  

  • 朝比奈 良太, 南 風花, 江川 形平, 中溝 聡, 椛島 健治   病原性CD4+組織常在性記憶T細胞の駐在制御に基づくアレルギー性皮膚疾患に対する新規治療戦略  

    日本獣医学会学術集会講演要旨集  2022.9  (公社)日本獣医学会

     More details

    Language:Japanese  

  • 江川 形平   疾患層別化、治療応用につながる免疫疾患の病態理解 層別化による乾癬の病態理解  

    日本臨床免疫学会総会プログラム・抄録集  2023.10  (一社)日本臨床免疫学会

     More details

    Language:Japanese  

  • 江川 形平   末梢組織リンパ管を場とした免疫制御機構の解明  

    日本皮膚科学会雑誌  2021.5  (公社)日本皮膚科学会

     More details

    Language:Japanese  

  • Egawa Gyohei, Kabashima Kenji   日本人における水痘再感染に関連した水痘-帯状疱疹ウイルスE型(Varicella-zoster virus type E associated with varicella reinfection in the Japanese)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2022.10  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • Nakamizo Satoshi, Egawa Gyohei, Kabashima Kenji   新しい時代におけるシステム免疫学のためのシングルセル技術 炎症性皮膚疾患における抗原提示細胞のシングルセルRNAシークエンシング(Single-cell technologies for System Immunology in a New Era Single cell RNA sequencing of antigen-presenting cells in inflammatory skin diseases)  

    日本免疫学会総会・学術集会記録  2022.11  (NPO)日本免疫学会

     More details

    Language:English  

  • Egawa Gyohei, Kabashima Kenji   接触皮膚炎に関する定説の再考 ハプテン単回塗布でもin situアレルギー性接触皮膚炎を誘発できる(Revisiting the dogma of contact dermatitis; even single hapten application can induce allergic contact dermatitis in situ)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2021.12  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • 米倉 慧, 小森 崇矢, 江川 形平, 椛島 健治   右第三指伸側の多発性ボーエン病からHPV34が検出された1例  

    皮膚の科学  2022.3  日本皮膚科学会-大阪地方会・京滋地方会

     More details

    Language:Japanese  

  • 江川 形平   乾癬病態の基礎的知見 最近のトピックス  

    日本皮膚免疫アレルギー学会総会学術大会プログラム・抄録集  2021.11  (一社)日本皮膚免疫アレルギー学会

     More details

    Language:Japanese  

  • Egawa Gyohei   乾癬の病態におけるIL-23の役割 知識のアップデート(The role of IL-23 in the pathogenesis of psoriasis: update your knowledge)  

    日本免疫学会総会・学術集会記録  2021.11  (NPO)日本免疫学会

     More details

    Language:English  

  • 江川 形平   ライブで見ると皮膚の免疫がこんなに分かる  

    日本皮膚科学会雑誌  2022.5  (公社)日本皮膚科学会

     More details

    Language:Japanese  

  • Asahina Ryota, Egawa Gyohei, Kabashima Kenji   マウス遅延型過敏反応モデルにおけるCXCL16を介したCD301b+真皮樹状細胞との相互作用によるCD4陽性組織常在性メモリーT細胞の保持(Retention of CD4+ tissue-resident memory T cells by interacting with CD301b+ dermal dendritic cells via CXCL16 in a murine delayed-type hypersensitivity model)  

    日本免疫学会総会・学術集会記録  2021.11  (NPO)日本免疫学会

     More details

    Language:English  

  • Minami Fuuka, Asahina Ryota, Ono Sachiko, Honda Tetsuya, Egawa Gyohei, Nakamizo Satoshi, Kabashima Kenji   マウス接触過敏症の誘発期におけるTリンパ球の活性化を促進する樹状細胞サブセットの同定(Identification of dendritic cell subsets promoting activation of T lymphocyte in the elicitation phase of murine contact hypersensitivity)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2022.10  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • 中溝 聡, 石田 雄大, 杉浦 悠毅, 江川 形平, 椛島 健治   ペントースリン酸回路の活性化はサルコイドーシスの肉芽腫形成に重要である  

    日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌  2023.10  日本サルコイドーシス

     More details

    Language:Japanese  

  • 上田 真里奈, 小亀 敏明, 江川 形平, 神戸 直智, 椛島 健治   バリシチニブにより腫瘤縮小が得られた木村病の1例  

    皮膚の科学  2022.12  日本皮膚科学会-大阪地方会・京滋地方会

     More details

    Language:Japanese  

  • Nakamizo Satoshi, Ishida Yoshihiro, Egawa Gyohei, Kabashima Kenji   サルコイドーシスの病原性細胞となり得るTREM2/APOE二重陽性マクロファージ(TREM2/APOE-double positive macrophages as possible pathogenic cells in sarcoidosis)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2021.12  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • Takimoto-Ito Riko, Nakamizo Satoshi, Egawa Gyohei, Kabashima Kenji   イミキモド(IMQ)誘発乾癬モデルマウスにおける真皮の血管周囲脂肪組織による免疫細胞浸潤の誘導(Perivascular adipose tissue in dermis induces infiltration of immune cells in the murine imiquimod(IMQ)-induced psoriasis model)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2021.12  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • Asahina Ryota, Minami Fuuka, Egawa Gyohei, Nakamizo Satoshi, Kabashima Kenji   アレルギー性皮膚炎モデルマウスにおけるCXCL16を介したCD301b+樹状細胞による病原性CD4+組織常在性メモリーT細胞の維持(Maintenance of pathogenic CD4+ tissue-resident memory T cells by CD301b+ dendritic cells via CXCL16 in a mouse model of allergic dermatitis)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2022.10  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • 朝比奈 良太, 江川 形平, 中溝 聡, 椛島 健治   アレルギー性皮膚炎におけるCD4陽性レジデントメモリーT細胞の皮膚駐在機構の解明  

    日本獣医学会学術集会講演要旨集  2021.9  (公社)日本獣医学会

     More details

    Language:Japanese  

  • 江川 形平   アレルギー性炎症と皮膚疾患~好酸球性皮膚疾患を深く学ぼう~ 末梢血好酸球増多をきたす疾患 診断のすすめかた  

    日本皮膚免疫アレルギー学会総会学術大会プログラム・抄録集  2023.12  (一社)日本皮膚免疫アレルギー学会

     More details

    Language:Japanese  

  • Egawa Gyohei   アトピー性皮膚炎におけるかゆみのメカニズム 基礎から臨床まで(Itching mechanism in Atopic Dermatitis: from basic to clinical)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2021.12  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • 江川 形平   かゆみ診療のコツ 病態に基づいたかゆみの分類  

    日本皮膚科学会雑誌  2023.5  (公社)日本皮膚科学会

     More details

    Language:Japanese  

  • 江川 形平   「コロナウイルス感染症蔓延による皮膚科診療、専門医研修、研究活動の影響」 コロナウイルス感染症蔓延による研究活動への影響  

    日本皮膚科学会雑誌  2022.5  (公社)日本皮膚科学会

     More details

    Language:Japanese  

  • Ishibashi Mami, Egawa Gyohei, Nakamizo Satoshi, Kabashima Kenji   T細胞機能と疾患-1(疾患モデルとSARS-CoV-2) 皮膚におけるT細胞の免疫監視機構を明らかにする(T cell function and diseases-1(Disease models and SARS-CoV-2) Revealing the mechanism of immune surveillance of T cells in the skin)  

    日本免疫学会総会・学術集会記録  2022.11  (NPO)日本免疫学会

     More details

    Language:English  

  • 江川 形平   T細胞を抗原特異的に皮膚へ遊走させるメカニズムの解明  

    日本皮膚科学会雑誌  2023.5  (公社)日本皮膚科学会

     More details

    Language:Japanese  

  • Kosaka Ken I., Nakamizo Satoshi, Egawa Gyohei, Iwai Kazuhiro, Kabashima Kenji   LUBAC(linear ubiquitin assembly complex)によるIKKbの活性化はマウスイミキモド誘発乾癬モデルを特異的に悪化させる(Activation of IKKb by linear ubiquitin chain assembly complex(LUBAC) specifically exacerbates a murine imiquimod-induced psoriasis model)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2022.10  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • Urata Yoichiro, Honda Keith Yuki, Honryo Akira, Nakamizo Satoshi, Egawa Gyohei, Honda Tetsuya, Miyake Toshiya, Kabashima Kenji   IL-31はマウスにそう痒と不安様行動を引き起こす(IL-31 induces pruritus and anxiety-like behavior in mice)  

    日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム  2022.10  (一社)日本研究皮膚科学会

     More details

    Language:English  

  • 増尾 祐美, 桜井 ひとみ, 趙 良, 堀口 亜有未, 中川 雄仁, 首藤 加奈, 吉川 勝宇, 江川 形平   HPV73型陽性であった手指Bowen病の1例  

    皮膚の科学  2023.9  日本皮膚科学会-大阪地方会・京滋地方会

     More details

    Language:Japanese  

▼display all