2022/04/26 更新

写真a

タクミ　ショウタ
内匠　正太
TAKUMI Shota
所属
農水産獣医学域水産学系 水産学部 水産学科 准教授
職名
准教授

学位

  • 博士（医学） （ 2009年3月   鹿児島大学 ）

研究キーワード

  • 食品

  • 酸化ストレス

  • 遺伝子変異

  • 亜鉛

  • ヒ素

  • エピジェネティクス

研究分野

  • ライフサイエンス / 食品科学  / 機能性、安全性

  • ライフサイエンス / 衛生学、公衆衛生学分野：実験系を含む

経歴

  • 鹿児島大学   水産学部   准教授

    2019年4月 - 現在

  • 鹿児島大学   農水産獣医学域水産学系 水産学部 水産学科   准教授

    2019年4月 - 現在

  • 鹿児島女子短期大学   生活科学科   准教授

    2015年4月 - 2019年3月

所属学協会

  • 日本衛生学会

    2010年4月 - 現在

  • 日本水産学会

    2018年4月 - 現在

  • 日本分子生物学会

    2015年4月 - 現在

  • マリンバイオテクノロジー学会

  • 日本衛生学会

  • 日本水産学会

  • 日本分子生物学会

▼全件表示

委員歴

  • 日本衛生学会   評議員  

    2015年4月 - 現在   

    　 詳細を見る

    団体区分：学協会

 

論文

  • 小松 正治, 内匠 正太 .  アオコ毒マイクロシスチンLRの新奇機能性の発見 .  日本毒性学会学術年会47 ( 0 ) S10 - 4   2020年

    　詳細を見る

    出版者・発行元：日本毒性学会  

    <p>下痢性貝毒オカダ酸等と同様に、アオコを形成するMicrocystis属やAnabaena属のシアノバクテリアが産生するマイクロシスチンLRは、セリン・スレオニン型プロテインホスファターゼを阻害することによる急性肝毒性を示す。また、これらの化合物は、慢性曝露時に、細胞増殖を活性化することによって肝がんを誘発する発がんプロモーターとして機能することがある。我々の研究グループは、マイクロシスチンLRの肝臓選択毒性の律速分子として、肝細胞の類洞膜上に特異的に発現しているトランスポーターOATP1B1およびOATP1B3が機能し、これらのトランスポーターを介してマイクロシスチンLRが細胞内に取り込まれることを明らかにした。そして、致死濃度のマイクロシスチンLR曝露によりセリン・スレオニン型プロテインホスファターゼ活性が阻害されることにより細胞内タンパク質のリン酸化を亢進させることを報告した。また、この際にストレス応答性のp53、p38等ばかりでなく、生存シグナルのERK、AKT等も同時に活性化されることを示した。さらに最近、マイクロシスチンLRの新奇な機能として、上皮・間葉転換様の形質転換誘導能を発見した。すなわち、OATP1B3発現細胞へのMTTアッセイにおける致死濃度曝露により、培養フラスコから剥離・浮遊した細胞がアノイキス抵抗性を示し、形質転換を引き起こして再接着、伸展、増殖することを明らかにした。また、マイクロシスチンLR曝露後に培養フラスコに接着し続けた細胞も形質を変え、細胞骨格が再編され、増殖を続けることを示した。本シンポジウムでは、これらの形質転換細胞のストレス耐性について紹介し、上皮・間葉転換との関連について考察する。</p>

    DOI： 10.14869/toxpt.47.1.0_S10-4

  • Yanagisawa H. .  Potential role of mitochondrial damage and S9 mixture including metabolic enzymes in ZnO nanoparticles-induced oxidative stress and genotoxicity in Chinese hamster lung (CHL/IU) cells .  Mutation Research - Genetic Toxicology and Environmental Mutagenesis834   25 - 34   2018年10月

    　詳細を見る

    出版者・発行元：Mutation Research - Genetic Toxicology and Environmental Mutagenesis  

    DOI： 10.1016/j.mrgentox.2018.07.003

    Scopus

    PubMed

  • Yanagisawa H, Seki Y, Yogosawa S, Takumi S, Shimizu H, Suka M. .  Potential role of mitochondrial damage and S9 mixture including metabolic enzymes in ZnO nanoparticles-induced oxidative stress and genotoxicity in Chinese hamster lung (CHL/IU) cells. .  Mutat Res Genet Toxicol Environ Mutagen.   2018年8月査読

    　詳細を見る

    記述言語：英語   掲載種別：研究論文（学術雑誌）  

  • Takumi S, Shimono T, Ikema S, Hotta Y, Chigwechokha PK, Shiozaki K, Sugiyama Y, Hashimoto M, Furukawa T, Komatsu M. .  Overexpression of carboxylesterase contributes to the attenuation of cyanotoxin microcystin-LR toxicity. .  Comp Biochem Physiol C Toxicol Pharmacol   2017年4月査読

    　詳細を見る

    記述言語：英語   掲載種別：研究論文（学術雑誌）  

  • Takumi S. .  Overexpression of carboxylesterase contributes to the attenuation of cyanotoxin microcystin-LR toxicity .  Comparative Biochemistry and Physiology Part - C: Toxicology and Pharmacology194   22 - 27   2017年4月

    　詳細を見る

    出版者・発行元：Comparative Biochemistry and Physiology Part - C: Toxicology and Pharmacology  

    DOI： 10.1016/j.cbpc.2017.01.008

    Web of Science

    Scopus

    PubMed

  • Nohara K, Suzuki T, Okamura K, Matsushita J, Takumi S. .  Tumor-augmenting effects of gestational arsenic exposure on F1 and F2 in mice. .  Genes Environ.   2017年3月査読

    　詳細を見る

    記述言語：英語   掲載種別：研究論文（学術雑誌）  

  • Nohara K. .  Tumor-augmenting effects of gestational arsenic exposure on F1 and F2 in mice .  Genes and Environment39 ( 1 ) 3   2017年

    　詳細を見る

    出版者・発行元：Genes and Environment  

    DOI： 10.1186/s41021-016-0069-1

    Scopus

    PubMed

  • Funahashi A, Komatsu M, Furukawa T, Yoshizono Y, Yoshizono H, Orikawa Y, Takumi S, Shiozaki K, Hayashi S, Kaminishi Y, Itakura T. .  Eel green fluorescent protein is associated with resistance to oxidative stress. .  Comp Biochem Physiol C Toxicol Pharmacol.   2016年3月査読

    　詳細を見る

    記述言語：英語   掲載種別：研究論文（学術雑誌）  

  • Ikema S, Takumi S, Maeda Y, Kurimoto T, Bohda S, Chigwechokha PK, Sugiyama Y, Shiozaki K, Furukawa T, Komatsu M. .  Okadaic acid is taken-up into the cells mediated by human hepatocytes transporter OATP1B3. .  Food Chem Toxicol.   2015年9月査読

    　詳細を見る

    記述言語：英語   掲載種別：研究論文（学術雑誌）  

▼全件表示

書籍等出版物

  • 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の科学 改訂第３版

    内匠正太(分担執筆) （ 担当： 分担執筆）

    南江堂  2022年3月 

    　詳細を見る

    総ページ数：335   担当ページ：233-242   記述言語：日本語 著書種別：教科書・概説・概論

  • Eel Serum Synergistically Enhances Growth of Fish Cell Line GAKS 査読

    （ 担当： 共著）

    Memoirs of Faculty of Fisheries Kagoshima University  2021年 

    　詳細を見る

    記述言語：英語

  • ニホンウナギ産卵回遊中の代謝に関する考察ービリルビン結合型UnaGの産卵回遊における生理的意義ー

    林征一、小松正治、内匠正太（ 担当： 共著）

    生物の科学 遺伝  2020年 

    　詳細を見る

    記述言語：日本語

  • 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の科学 改訂第2版

    内匠正太(分担執筆) （ 担当： 分担執筆）

    南江堂  2018年1月 

    　詳細を見る

    総ページ数：331   担当ページ：232-241   記述言語：日本語 著書種別：教科書・概説・概論

MISC

  • 亜鉛欠乏食による病態発症におけるSirt1の役割

    内匠正太

    上原記念生命科学財団研究報告集(CD-ROM)   31   ROMBUNNO.99   2017年12月

    　詳細を見る

  • 亜鉛欠乏におけるSirt1の役割

    内匠正太, 木戸尊將, 関良子, 柳澤裕之

    日本産業衛生学会講演集(CD-ROM)   90th   562   2017年5月

    　詳細を見る

  • F1およびF2マウスに対する妊娠時ヒ素曝露による腫瘍増大作用(Tumor-augmenting effects of gestational arsenic exposure on F1 and F2 in mice)

    Nohara Keiko, Suzuki Takehiro, Okamura Kazuyuki, Matsushita Junya, Takumi Shota

    Genes and Environment   39 ( March )   1 - 8   2017年3月

    　詳細を見る

    出版者・発行元：日本環境変異原学会  

  • ヒ素曝露による細胞内コレステロールの蓄積

    内匠正太, 山下優香, 小松正治, 柳澤裕之

    日本衛生学雑誌(Web)   72 ( Supplement )   S228   2017年3月

    　詳細を見る

  • ヒ素曝露による細胞内コレステロールの蓄積

    内匠 正太, 山下 優香, 小松 正治, 柳澤 裕之

    日本衛生学雑誌   72 ( Suppl. )   S228 - S228   2017年3月

    　詳細を見る

    出版者・発行元：(一社)日本衛生学会  

  • NodularinはOATP1B3発現細胞に対して上皮間葉転換様の形質転換を誘導する

    富岡優, 内匠正太, 杉山靖正, 塩崎一弘, 古川龍彦, 小松正治

    日本生化学会大会(Web)   90th   ROMBUNNO.1P‐0567 (WEB ONLY)   2017年

    　詳細を見る

▼全件表示

講演・口頭発表等

  • 西　優弥，古川龍彦，内匠正太，小松正治 .  無機ヒ素により誘発される細胞内コレステロール蓄積にクルクミンが及ぼす影響 .  第42回　日本分子生物学会年会 

    　詳細を見る

    開催年月日： 2019年12月

    記述言語：英語   会議種別：ポスター発表  

  • 内匠正太、大榮　薫、古川龍彦、西　優弥、塩崎一弘、小松正治 .  ヒジキに含有される無機ヒ素の細胞毒性及びその細胞膜コレステロール輸送系への影響 .  日本水産学会九州支部大会 

    　詳細を見る

    開催年月日： 2018年12月

    記述言語：日本語   会議種別：口頭発表（一般）  

  • 富岡　優，嶋　祐介，濱口真理奈，塩崎一弘，内匠正太，小松正治 .  アオコ毒microcystin-LRの上皮間葉転換様作用 .  令和元年度　日本水産学会九州支部会大会 

    　詳細を見る

    開催年月日： 2019年12月

    記述言語：日本語   会議種別：口頭発表（一般）  

  • 瀬戸祥太，河野和樹，内匠正太，小松正治 .  ウナギ緑色蛍光タンパク質eelGP発現細胞の酸化ストレス応答 .  第42回　日本分子生物学会年会 

    　詳細を見る

    開催年月日： 2019年12月

    記述言語：英語   会議種別：ポスター発表  

  • 富岡　優，藤田理子，山本歩加，塩崎一弘，古川龍彦，内匠正太，小松正治 .  Microcystin-LRが誘導するEMT様形質転換細胞の細胞内シグナリングの解析 .  第42回　日本分子生物学会年会 

    　詳細を見る

    開催年月日： 2019年12月

    記述言語：英語   会議種別：ポスター発表  

  • 瀬戸 祥太, 内匠 正太, 塩崎 一弘, 安樂 和彦, 小松 正治 .  細胞の酸化ストレス抵抗性を賦与するウナギ緑色蛍光タンパク質eeIGFP .  中毒研究  2020年9月  (株)へるす出版

  • 小松 正治, 内匠 正太 .  海産毒リビジテッド2.0　アオコ毒マイクロシスチンLRの新奇機能性の発見 .  The Journal of Toxicological Sciences  2020年6月  (一社)日本毒性学会

  • 内匠 正太, 山下 優香, 小松 正治, 柳澤 裕之 .  ヒ素曝露による細胞内コレステロールの蓄積 .  日本衛生学雑誌  2017年3月  (一社)日本衛生学会

  • 富岡 優, 内匠 正太, 杉山 靖正, 塩崎 一弘, 古川 龍彦, 小松 正治 .  NodularinはOATP1B3発現細胞に対して上皮間葉転換様の形質転換を誘導する .  生命科学系学会合同年次大会  2017年12月  生命科学系学会合同年次大会運営事務局

  • 内匠 正太, 木戸 尊將, 関 良子, 柳澤 裕之 .  亜鉛欠乏におけるSirt1の役割 .  産業衛生学雑誌  2017年5月  (公社)日本産業衛生学会

▼全件表示

共同研究・競争的資金等の研究

  • 食品成分による動脈硬化症予防法の開発

    2016年4月 - 2020年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

  • ヒ素によるコレステロール代謝異常誘発メカニズムの解明

    2014年4月 - 2016年3月

    科学研究費補助金  若手研究(B)

  • 酸化ストレスによるＤＮＡ脱メチル化酵素の発現誘導メカニズムの解明

    2012年4月 - 2013年3月

    科学研究費補助金  若手研究(B)

  • ヒ素代謝物が脂質代謝経路へ及ぼす影響

    2020年4月 - 2021年3月

    民間財団等  サンケイ科学振興財団研究助成金 

    　 詳細を見る

    資金種別：競争的資金

  • 食品成分による動脈硬化症予防法の開発

    2016年4月 - 2019年3月

    文部科学省科学研究費  基盤研究(C) 

    内匠正太

    　 詳細を見る

  • 亜鉛欠乏食による病態発症における Sirt1 の役割

    2015年4月 - 2016年3月

    民間財団等  上原記念生命科学財団　研究奨励金 

    　 詳細を見る

    資金種別：競争的資金

  • ヒ素によるコレステロール代謝異常誘発メカニズムの解明

    2014年4月 - 2017年3月

    文部科学省科学研究費  若手研究(B) 

    内匠正太

    　 詳細を見る

▼全件表示

 

担当経験のある授業科目

  • 食品化学

    機関名：鹿児島大学

  • 食品科学基礎実験

    機関名：鹿児島大学

  • 公衆衛生学

    機関名：志學館大学

  • 公衆衛生学I

    機関名：鹿児島女子短期大学

  • 衛生学

    機関名：志學館大学

  • 食品学各論

    機関名：鹿児島女子短期大学

  • 資源利用化学実験

    機関名：鹿児島大学

  • 衛生学

    機関名：志學館大学

  • 公衆衛生学

    機関名：鹿児島女子短期大学

▼全件表示