2021/06/01 更新

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タザキ ユキコ
太崎 友紀子
TAZAKI YUKIKO
所属
医歯学域医学系 医歯学総合研究科 健康科学専攻 発生発達成育学講座 助教
職名
助教

学位

  • 学士(医学) ( 山口大学 )

経歴

  • 鹿児島大学   医歯学域医学系 医歯学総合研究科 健康科学専攻 発生発達成育学講座   助教

    2018年4月 - 現在

所属学協会

  • 日本産科婦人科学会

    2016年5月 - 現在

 

論文

  • Nagano A. .  Fetal intestinal volvulus without malrotation detected on prenatal ultrasound .  Pediatrics International   2021年

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    出版者・発行元:Pediatrics International  

    DOI: 10.1111/ped.14550

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    PubMed

  • Kato T. .  The involvement of U-type dicentric chromosomes in the formation of terminal deletions with or without adjacent inverted duplications .  Human Genetics139 ( 11 ) 1417 - 1427   2020年11月

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    出版者・発行元:Human Genetics  

    DOI: 10.1007/s00439-020-02186-8

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    PubMed

  • Tajima M. .  Cervical pessary plus vaginal progesterone versus long-term tocolysis for the prevention of preterm birth: An observational retrospective study .  International Journal of Gynecology and Obstetrics150 ( 2 ) 206 - 212   2020年8月

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    出版者・発行元:International Journal of Gynecology and Obstetrics  

    DOI: 10.1002/ijgo.13164

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  • 折田 有史, 太崎 友紀子 .  血友病A保因妊婦への遺伝カウンセリングの経験 .  鹿児島産科婦人科学会雑誌28   45 - 48   2020年3月

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    出版者・発行元:鹿児島産科婦人科学会  

    症例は27歳1妊0産で、実父が血友病Aであり、血友病の遺伝に関する知識がないまま結婚・妊娠した。妊娠10週時に第VIII因子活性41%と家族歴から血友病A保因者と診断された。妊娠20週に夫婦に対して遺伝カウンセリングを行い、血友病Aの病態と遺伝形式、母体の周産期管理の注意点、児の分娩管理と出生後の検査の流れ、出生前診断などについて説明した。その結果、初診時には妊娠中絶希望であったが、遺伝カウンセリングを経て妊娠継続の方針となり、妊娠中の不安に対して精神的サポートを行った。その後の妊娠経過は順調で妊娠40週0日に経腟分娩となり、2915gの男児が仮死なく出生した。新生児の第VIII因子活性は138.1%で血友病Aは否定され、母体の産褥経過は良好であった。血友病Aの出生前診断は精神的サポートや周産期管理において有用な情報であり、本症例も疾患に対する正しい知識と遺伝カウンセリングが重要であった。

  • 道脇 理恵, 住江 正大, 北代 祐三, 清水 隆宏, 野見山 亮, 太崎 友紀子, 中並 尚幸, 月森 清巳 .  無心体が心拍動を有するTRAP sequenceに対して胎児治療を施行した1例 .  日本周産期・新生児医学会雑誌55 ( 1 ) 166 - 170   2019年5月

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    出版者・発行元:(一社)日本周産期・新生児医学会  

    症例は30歳、3妊2産の妊婦で、一絨毛膜二羊膜性(MD)双胎、一児無頭蓋症の疑いにて精査目的に妊娠14週3日に当科へ紹介となった。初診時の超音波検査で、健常児は週数相当の発育で明らかな構造異常を認めず、羊水量も正常であった。患児は体幹・下肢様の構造を認めたが頭蓋構造はなく、心拍動(125回/分)を認めるものの心臓は正常な構造を有していなかった。所見から、心拍動を有する無心体およびTRAP(twin reversed arterial perfusion) sequenceと診断した。健常児からの逆行性血流と無心体の心拍動により腰帯動脈には両方向性の血流を認めたが、健常児(ポンプ児)から無心体への血流が主であった。健常児に心不全をきたす可能性および無心体の心拍動が停止した場合にポンプ児から無心体へ急激な血流移動が起こる可能性を考慮し、胎児治療を施行する方針とした。妊娠17週6日に無心体ラジオ波焼灼術を施行した。無心体の骨盤内の臍帯流入部に17Gのニードルを穿刺し、先端を5mm→10mm→15mmの順に徐々に開き、30Wでそれぞれ5秒・35秒・1分28秒間凝固した。処置中に無心体の心拍動は心室細動様となり、その後心拍動がゆっくりと停止した。無心体の血流を認めなくなったことを確認し手術を終了した。術後1日目の超音波断層法で無心体への流入血流がないことを確認し、退院となった。その後、妊娠34週2日に陣痛が発来し分娩となった。児の経過は良好で、35生日に退院となり、1歳9ヵ月現在、発育発達は順調である。

  • Suyama F, Ogawa K, Tazaki Y, Miwa T, Taniguchi K, Nakamura N, Tanaka S, Tanigaki S, Sago H .  The outcomes and risk factors of fetal bradycardia associated with external cephalic version. .  The journal of maternal-fetal & neonatal medicine : the official journal of the European Association of Perinatal Medicine, the Federation of Asia and Oceania Perinatal Societies, the International Society of Perinatal Obstetricians32 ( 6 ) 922 - 926   2019年3月

  • 太崎 友紀子, 北代 祐三, 住江 正大, 中並 尚幸, 月森 清巳 .  子宮卵管造影検査後の妊娠において胎児治療を行わずに自然軽快した胎児甲状腺腫の一例 .  日本周産期・新生児医学会雑誌54 ( 3 ) 910 - 914   2018年9月

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    出版者・発行元:(一社)日本周産期・新生児医学会  

    症例は30歳女性で、妊娠28週に胎児甲状腺腫を指摘され、精査・加療目的で妊娠32週3日に当科を紹介初診した。妊娠32週6日に臍帯穿刺を施行し、TSHの著明な上昇を認めたがfT4は正常範囲内であり、潜在性胎児甲状腺機能低下症と診断した。母体の尿中ヨード排泄量を測定したところ異常高値を示したことから、母体ヨード過剰による胎児甲状腺機能低下症と考えられた。妊娠28週以降より胎児甲状腺腫の増大傾向はなく、胎児甲状腺機能が正常範囲内であったため胎児治療は行わず経過観察し、妊娠39週0日に陣痛発来し分娩となった。出生後に呼吸障害を認めず、肉眼的な甲状腺腫大はなく、頸部の皮膚に雛壁を認めるのみであった。日齢4の新生児甲状腺機能はTSH 3.83mlU/L、fT4 3.34ng/dLと一過性の亢進を認めたが、加療を要さず日齢17には正常化した。その後も定期的に小児科外来で経過観察を行っているが、現在2歳7ヵ月であり発育・発達ともに良好である。

  • 太崎 友紀子, 北代 祐三, 住江 正大, 中並 尚幸, 小林 裕明, 月森 清巳 .  黄体化過剰反応による卵巣腫大と診断し、手術を回避し得た単胎妊娠の一例 .  鹿児島産科婦人科学会雑誌26   17 - 21   2018年3月

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    出版者・発行元:鹿児島産科婦人科学会  

    23歳(2妊0産)。妊娠28週1日に切迫早産のため入院管理となった。妊娠30週6日の経腟超音波断層法でダグラス窩に径10.0×7.4×6.0cmの多房性腫瘤を認め、充実性の部分はなくドプラ画像で隔壁に血流は認めなかった。妊娠31週5日のMRI検査で右卵巣は超音波所見と同様の多房性であり、左卵巣は同定できなかったが積極的に悪性を疑う所見はなく、切迫早産の経過も良好で妊娠33週3日に退院した。妊娠37週1日の健診時に子宮の左側頭側に径10cm大の多房性腫瘤を認め両測卵巣腫瘤と診断し、血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)とテストステロンの上昇と、問診により妊娠第3三半期頃からの多毛・ざ瘡などが判明したため、黄体化過剰反応(HL)を疑った。妊娠39週4日に陣痛が発来し、3098gの女児を分娩した。産褥2週間には血中hCG・テストステロンは低下し、多毛やざ瘡も軽快し、産褥2ヵ月には右卵巣41×27mm、左卵巣40×23mmと正常化した。

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